経済2009年3月号 No.162

特集=内需型経済へ/世界金融危機を解く

定価980円[税込み] (送料84円)

 特集「内需型経済へ 経済危機打開の方途」では、山家悠紀夫「対米依存から国内需要が支える経済に」が、外需頼み経済をつくった「構造改革」路線の転換を呼びかけます。垣内亮「大企業・大資産家優遇税制の転換を」、川上則道「日本の所得再分配構造はどう変わったか」では、大企業の応援は手厚く、国民には負担を強いる構造を、歴史的に分析しています。

 もう一つの特集「世界金融危機を解く」は、昨年来の世界的な事態を、金融論、金融政策、会計論などの視点から検討します。筆者は、建部正義、米田貢、板木雅彦、毛利良一、角瀬保雄の五氏。

 本号の対談「貧困化する若者とユニオンの力」は、河添誠さん、中西新太郎さんが「派遣切り」とたたかう上で、若者の非正規の働き方、生き方を考えます。

 ほかに、メガ刊行によせた大谷禎之介氏の「『資本論』第二部仕上げのための苦闘の軌跡」(三回連載の一回目)などがあります。


特集  内需型経済へ 経済危機打開の方途

対米依存から国内需要が支える経済に山家悠紀夫
大企業・大資産家優遇税制の転換を垣内 亮
日本の所得再分配構造はどう変わったか(上)
  ――循環構造図の統計分析から
川上則道

寄稿

救急医療の崩壊をふせぐために宮城・坂総合病院院長 今田隆一

特集 世界金融危機を解く

「世界金融危機」が意味するもの建部正義
金融危機の特徴と危機管理の現状米田 貢
世界金融危機と国際過剰資本の展開板木雅彦
国際金融管理体制をめぐる動向毛利良一
「時価会計の凍結」と金融危機角瀬保雄

対談 貧困化する若者とユニオンの力
  ――「派遣切り」と立ち向かうために

河添 誠・首都圏青年ユニオン
中西新太郎・横浜市立大学教授
『資本論』第二部仕上げのための苦闘の軌跡(上)
メガ第2部門第一一巻の刊行によせて
大谷禎之介

シリーズ 現代経済入門 8   日本農業の担い手と農地問題      東山 寛

書評

輝峻淑子『豊かさへ もう一つの道』里見賢治
河音琢郎・藤木剛康編著『G・W・ブッシュ政権の経済政策』坂井昭夫
北野弘久・谷山治雄編著『日本税制の総点検』吉谷 泉

新刊紹介

  • 日本住宅会議編『若者たちに「住まい」を!』
  • 北健一『高利金融』
  • マルクス作『まんがで読破 資本論』

世界と日本

経済危機への欧州の対応宮前忠夫
破綻した資源独占の統合高橋文夫
ロシアの経済戦略堀江則雄
山口 孝さんの『研究余話』 (8) 宮崎輝氏とのこと

追悼 今日の貧困研究の「隆盛」と江口英一先生    浜岡政好

  • 居直りと懺悔
  • 『環境事典』が発刊
  • 随想 社会を変える年に吉田直弘
  • コラム鉄鋼業の激変/小宮隆太郎氏の履歴書/ピンチをチャンスに
  • 筆者からひと言吉田敬一