巻頭は林直道さんの論文「強奪の資本主義と世界恐慌」。長年の恐慌論研究に立って、分かりやすい資料と語り口で、危機の元凶を解き明かします。
特集は「新自由主義の破綻と批判」。小泉「構造改革」による政策がいかに行き詰まっているか。「貧困は自己責任」論、「官から民へ」論をはじめ、税制、教育の分野から、そのイデオロギー的破綻をつきます。合わせて、中谷巌氏の近著を素材に「新自由主義の経済学的帰結」を論じた二宮厚美氏の論考を掲載。
座談会「オバマ新政権でアメリカは変わるか」では、アメリカの経済危機や、イラク戦争を中心とした対外政策の行方を考えます。出席は山崎伸治、増田正人、小西一雄の三氏。ほかに、過去10年間のトヨタ、キヤノンなど大企業のデータを分析した「大企業内部留保の拡大と労働分配率」(谷江武士)などがあります。
