経済2009年5月号 No.164

大特集 「マルクス経済学のすすめ」

定価1100円[税込み] (送料84円)

 5月号は大特集「マルクス経済学のすすめ」を増ページでお届けします。

 世界の金融危機、「派遣切り」…資本主義はこのままでいいのか、という疑問とともに、マルクスへの注目も広がっています。

 上瀧真生さん(流通科学大教授)と学生・青年4人の対談企画「マルクスを学んで世界が見えてきた」は、「時代を根本から考える」ための体験談、アドバイスがもりだくさん。二瓶剛男さん(東京大学社会科学研究所元教授)に聞く「『資本論』を読む」は、マルクスの『資本論』とは、何を明らかにしたのか、ポイントを教えてくれます。

 また「誌上講座 社会の深層を解き明かす」では、「世界金融危機」「貧困問題」「雇用問題」「経済学の諸潮流」について、マルクス経済学視点から「講義」しています。酒井雅敏さん「『マルクスを読んでみようか』というあなたへ」は、初めて科学的社会主義の古典にふれる方へのすすめです。

 あわせて「社会科学を学ぶ人へ 暉峻衆三さん(元東京教育大学教授)に聞く」、ベテランの大学教授7人からメッセージ「経済学の魅力とは」、「コミックに描かれた『貧困』」(紙屋高雪)などを掲載。

 ほかには、谷山治雄、安藤実、両氏の論考「戦後税制史の検証」、大谷禎之介「『資本論』第二部仕上げのための苦闘の軌跡」(下)などがあります。


大特集 マルクス経済学のすすめ

イントロダクション・社会の矛盾に気づくとき

派遣切り JMIU・いすゞ自動車労組 三浦慶範さん

学ぶ貧困 高学費、みんな苦しんでる…これは社会の問題

上瀧真生さんと青年・学生との対話

マルクスを学んで世界が見えてきた

『資本論』を読む

二瓶剛男さん(東京大学社会科学研究所元教授)に聞く

〔誌上講座〕 社会の深層を解き明かす

世界金融危機とマルクス経済学岩橋昭廣
現代日本の貧困問題と『資本論』関野秀明
雇用問題を根本からとらえる山中敏裕
経済学の諸潮流とマルクス経済学屋嘉宗彦

「マルクスを読んでみようか」というあなたへ
   科学的社会主義の古典のすすめ

酒井雅敏

紹介/『資本論』学習会

  • 京都・民青『資本論』学習会
  • C大学・『資本論』学習会
  • 関西勤労協『資本論』ゼミ

社会科学を学ぶ人へ

暉峻衆三さん(元東京教育大学教授)に聞く

大学教授からメッセージ 経済学の魅力とは

  • 相澤與一・福島大〔名誉教授]
  • 一井 昭・中央大
  • 大西 広・京都大
  • 河相一成・東北大〔名誉教授]
  • 常盤政治・慶応大〔名誉教授]
  • 平野喜一郎・三重大〔名誉教授]
  • 松石勝彦・一橋大〔名誉教授]

マルクス・ルネッサンス ドイツで高まる『資本論』への注目

小島良一

コミックに描かれた「貧困」

紙屋高雪

<戦後税制史の検証>

税制改革の社会学谷山治雄
富裕者課税について シャウプ勧告の意図とその「修正」安藤 実

内部留保の雇用への活用は可能か

小栗崇資

『資本論』第二部仕上げのための苦闘の軌跡(下)
メガ第Ⅱ部門第11巻の刊行によせて
大谷禎之介
山口 孝さんの『研究余話』 (10) 広告費と「タコ配」

書評

徳永潤二『アメリカ国際通貨国特権の研究』松本 朗
相沢幸悦『国際金融市場とEU金融改革』増田正人

新刊紹介

  • 『スウェーデンの女性と男性』
  • 『知将 毛利元就』
  • 『マッド・マネー』
  • 『多喜二の時代から見えてくるもの』
  • 『時代はまるで資本論』
  • 『幻想の道州制』
  • 筆者からひと言一ノ瀬秀文
  • 派遣労働者と『資本論』