巻頭は、座談会「外需依存から内需主導型経済へ」です。戦後日本の産業は輸出を中心に発展し、九〇年代からは、とりわけ商品では自動車、輸出先ではアメリカに特化します。これを転換し、内需型産業の展望を論じます。出席は、吉田三千雄、藤田実、吉田敬一、村松加代子の四氏。
特集は合わせて、座談会出席者による経済転換の方策を明らかにした論文、藤田信好「ものづくりを支えるまち工場を守る」、自動車・鉄鋼・電機・銀行・保険の「産業別レポート」と、立体的に「内需型経済」への方向を探ります。
このほか、「財務構造からみた『日本型多国籍企業』トヨタの実像」(山下唯志)、ルノーの現地調査をふまえた「フランス自動車産業の雇用問題」(荒井壽夫)、「マルクスの『世界市場と恐慌』によせて」(村岡俊三)などを掲載。
