経済2009年10月号 No.169

特集=「経済再生 内需型へ転換を」

定価980円[税込み] (送料84円)

 巻頭は、座談会「外需依存から内需主導型経済へ」です。戦後日本の産業は輸出を中心に発展し、九〇年代からは、とりわけ商品では自動車、輸出先ではアメリカに特化します。これを転換し、内需型産業の展望を論じます。出席は、吉田三千雄、藤田実、吉田敬一、村松加代子の四氏。

 特集は合わせて、座談会出席者による経済転換の方策を明らかにした論文、藤田信好「ものづくりを支えるまち工場を守る」、自動車・鉄鋼・電機・銀行・保険の「産業別レポート」と、立体的に「内需型経済」への方向を探ります。

 このほか、「財務構造からみた『日本型多国籍企業』トヨタの実像」(山下唯志)、ルノーの現地調査をふまえた「フランス自動車産業の雇用問題」(荒井壽夫)、「マルクスの『世界市場と恐慌』によせて」(村岡俊三)などを掲載。


<特集> 経済再生 内需型への転換を

【座談会】外需依存から内需主導型経済へ

出席

  • 吉田三千雄・桜美林大学教授
  • 藤田 実・桜美林大学教授
  • 吉田敬一・駒澤大学教授
  • 村松加代子・建設政策研究所専務理事

戦後日本の外需依存構造の形成と展開

吉田三千雄

日本経済の成長構造と内需

藤田 実

内需型産業をどう展望するか

吉田敬一

地域建設産業から構想する

村松加代子

ものづくりを支えるまち工場を守る

藤田信好

【産業別レポート】

自動車・「輸出依存型収益構造」の見直し

久山 昇

鉄鋼・外需依存の需要構造

大場陽次

電機・危ういその存続基盤

大西勝明

銀行・米国式経営からの脱却を

桜田 氾

保険・消費者の信頼回復が課題

知見邦彦

現代フランスと労働者 (2)

フランス自動車産業の雇用問題
 -ルノーの休業補償をめぐって
荒井壽夫
財務構造からみた「日本型多国籍企業」トヨタの実像
山下唯志
マルクスの「世界市場と恐慌」によせて
 ――グローバリゼーション下の世界市場恐慌
村岡俊三

質問・疑問に答えます

グローバル化した日本経済の再生は?友寄英隆

世界と日本

EUの直面する課題宮前忠夫
中国の幹部政策平井潤一
地制調答申と道州制鈴木文熹

書評

独立行政法人国立女性教育会館『男女共同参画統計データブック』居城舜子
鶴田満彦『グローバル資本主義と日本経済』北田芳治

新刊紹介

  • 富山泰一『消費税によらない豊かな国ニッポンへの道』
  • 三宅忠和『産業組織論の形成』
  • 国立教育政策研究所・日本物理学会キャリア支援センター『ポストドクター問題』
  • 安達智則・東京自治問題研究所『公法人”協会けんぽ”が動き出す』
  • 松本朗『入門 金融経済』
  • 小川朋・「年越し派遣村」実行委員会『派遣村、その後』
新連載 戸木田嘉久さんの「研究余話」  (3) 軍艦島と高島
  • 随想 ヒトコマ漫画の盛衰倉田 新
  • コラム世界史の転換
  • 『資本論』の季節
  • 情報&交流建設政策研究所が報告書『韓国建設産業の変革への取組み』/『中同協40周年記念誌』を刊行