経済2009年11月号 No.170

特集=「社会保障で経済再建へ」

定価980円[税込み] (送料84円)

 特集「社会保障で経済再建へ」の冒頭は、二宮厚美さんインタビュー「新しい政治状況と経済危機の打開」です。「今日の経済危機の深さ、性格から、それを打開する道としては、社会保障の充実が経済政策上も有効である」という見地から、総選挙結果で現われた政治状況と民主党の政策をどうみるかを論じ、注目されます。

 加えて論文、横山壽一「社会保障構造改革の破綻と転換」、布川日佐史「貧困対策と生活保護の改革課題」、川上則道「社会保障の拡充のための経済財政論」と、「地域からつくる福祉のネットワーク」の実践リポートを掲載。

 もう一つの特集が「情報通信法制は何を変えるか」。〇六年より経済界主導で進む、通信・放送の「融合」に向けた「情報通信法制」制定の問題点にメスを入れます。筆者は、井上照幸、須藤春夫、山下唯志の三氏。

 ほかに対談「『官製ワーキング・プア』と自治体の役割」(川西玲子×小林雅之)、 深澤敦「フランス家族政策の歴史的展開 家族手当を中心に」、「米国金融危機の検証」(筆者・豊福裕二、知見邦彦)があります。


特集 社会保障で経済再建へ

新しい政治状況と経済危機の打開

インタビュー◎二宮厚美さん (神戸大学教授)に聞く

社会保障構造改革の破綻と転換

横山壽一

貧困対策と生活保護の改革課題 社会保障を土台から作り直す

布川日佐史

社会保障の拡充のための経済財政論

川上則道

≪地域からつくる福祉のネットワーク≫

◆ほっとポット〔埼玉〕〔藤田孝典〕 ◆東京介護福祉労〔野村智〕 ◆京都ヘルパー連絡会〔浦野喜代美〕

【対談】「官製ワーキング・プア」と自治体の役割

  • 川西玲子(自治労連前副委員長)
  • 小林雅之(東京公務公共一般副委員長)

特集 情報通信法制は何を変えるか

情報通信法制とプラットフォームビジネス

井上照幸

放送メディアの枠組みは確保できるか
  財界支配の政策形成過程

須藤春夫

「構造改革」路線と日本の情報通信

山下唯志

現代フランスと労働者 (3)

フランス家族政策の歴史的展開
  家族手当を中心に
深澤 敦

米国金融危機の検証

サブプライムローンの拡大と住宅バブルの崩壊豊福裕二
AIGの破綻と金融証券化の呪縛知見邦彦

世界と日本

バーナンキFRB議長の再任合田寛

質問・疑問に答えます

金融機関向け劣後特約付貸付とは?建部正義

書評

岩井浩・福島利夫・菊地進・藤江昌嗣編著『格差社会の統計分析』石倉雅男

新刊紹介

  • 日本婦人団体連合会編『女性白書2009』
  • 尾木直樹『変われるか?日本の教育』
  • 松岡健一『医学とエンゲルス』
新連載 戸木田嘉久さんの「研究余話」  (4) 松浦闘争の栄光
  • 随想 民主主義は忙しい有原誠治
  • コラム財界総理
  • 筆者からひと言森岡孝二