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商品詳細

対立の底流には何があるか――野望と迷走を読み解く

ISBN978-4-406-06483-5 C0033

米中「新冷戦」と経済覇権

米中「新冷戦」と経済覇権

定価3,080円(本体2,800円)

2020年7月10日

四六判並 288P

「貿易戦争」、ファーウェイ問題など溝が深まる米中関係。米国の思惑を超えて中国経済は成長し、壮大な経済圏構想「一帯一路」も矛盾をはらみながら進む。他方、米国製造業は凋落、中国依存による多国籍企業ビジネスモデルの脆弱性も明らかに。世界と時代はどう動くか。米大統領選とも関わる超大国の動向を骨太に読み解く!

目次

はじめに

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  • 第1章  米中相互依存経済から「新冷戦」へ
    • 第1節  トランプ政権における中国制裁の特性
    •   (1)  「チャイメリカ」から新型の冷戦関係へ
    •   (2)  ジョージ・ケナンの教訓を無視する
    •   (3)  戦後世界で最も危険な地政学的分裂
    •   
    • 第2節  ウォール街と多国籍企業の新中国戦略
    •   (1)  米中経済の「脱グローバル化」の試み
    •   (2)  ウォール街と多国籍企業の批判
    •   (3)  米中金融枢軸を維持しつつ中国企業制裁
    •   (4)  ペンタゴン主導の投資規制リスク
    •   
    • 第3節  米中ハイテク開発競争の「冷戦」化
    •   (1)  勝利の見通しなき孤独な挑戦
    •   (2)  「米国防革新戦略」と「中国脅威論」
    •   (3)  中国ハイテク急成長と米国防総省の焦り
    •   
    • 第4節  「新冷戦」化阻止の新たなルールを
    •   (1)  「中国脅威論」と米宇宙産業の拡張
    •   (2)  「脅威論」を超えた宇宙共同開発を
    •   (3)  「米中は敵ではなく同盟者となれ!」
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  • 第2章  米中覇権競争と多国籍企業
    • 第1節  中国企業が米国企業を超える日
    •   (1)  「21世紀は中国の時代」に米国の怒り
    •   (2)  世界一に躍進する中国企業群
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    • 第2節  米国、世界銀行が設計した中国の産業・企業再編成
    •   (1)  中国主力企業育成の米国国際金融機関
    •   (2)  中国チャンピオン企業とウォール街
    •   
    • 第3節  巨大経済圏「一帯一路」と中国世界秩序
    •   (1)  米国の後退と中国のアフロ・ユーラシア進出
    •   (2)  中国を中軸にユーラシア大陸連携構築
    •   (3)  パックス・シニカにはほど遠い
    •   (4)  カール・シュミット理論の地政学
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    • 第4節  多国籍企業と米中経済分断
    •   (1)  中国経済から離れられない多国籍企業
    •   (2)  米国製造業の国際競争力回復こそ
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    • 第5節  ディカップリングと米国資本主義の再生
    •   (1)  金融化した米企業の活力低下
    •   (2)  金融と通信の米中分断は可能か
    •   (3)  “コロナ”絡まる米中関係にトランプ政権の無策
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  • 第3章  多国籍企業の再編成ーー「内向き資本主義」と新型グローバル統合体
    • 第1節  グローバル経営の戦略的後退
    •   (1)  金権・富豪階級のポピュリズムとトランプ現象
    •   (2)  トランプ政権とグローバル企業経営者
    •   (3)  グローバリゼーションの後退的新局面
    •   (4)  グローバル体制の再編成と本国回帰
    •   
    • 第2節  グローバル企業組織の変革
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    • 第3節  多国籍企業のデジタル変革とシリコンバレー進出
    •   (1)  GEのポスト・インダストリアル革命
    •   (2)  GMの欧州撤退とAT&Tのタイム・ワーナー買収計画
    •   (3)  シリコンバレーの新興多国籍企業
    •   (4)  航空宇宙・軍需企業のグローバルシフト
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    • 第4節  寡占的超過利潤と金融規制撤廃
    •   (1)  多国籍企業の本国回帰と寡占体制強化
    •   (2)  寡占の進行と余剰資本の増大
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  • 第4章  勢いづく軍産複合体
    • 第1節  史上最強となった米国軍産複合体
    •   (1)  軍事費の大幅増大
    •   (2)  北朝鮮リスクの軍需活況
    •   (3)  広域資源地帯ーー「不安定の弧」の確保
    •   (4)  ロシアと中国を戦略的競争者に
    •   (5)  「新冷戦」下の限定核軍縮
    •   (6)  シリコンバレーと結び宇宙兵器開発
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    • 第2節  巨大金融機関主導の軍産複合体復活
    •   (1)  5大軍事トラストへの再編統合化
    •   (2)  NY巨大金融機関とペンタゴン合作の再編成
    •   (3)  巨大金融機関主導の垂直統合
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    • 第3節  「新冷戦」下の21世紀型核軍拡へ
    •   (1)  北朝鮮危機の次にイラン危機演出
    •   (2)  中・ロを戦略的競争者とする戦術核軍拡の危険度
    •   (3)  「新核戦略」に向けた新たな枠組み
    •   (4)  「新冷戦」に向けた新たな買収合併再編
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  • 第5章  多国籍企業とタックスヘイブン
    • 第1節  多国籍企業のグローバル展開とタックスヘイブン
    •   (1)  タックスヘイブンの急拡大と格差の拡大
    •   (2)  多国籍企業が欧州小国の課税主権を買収
    •   (3)  M&Aの主目標は租税回避と利益極大化に
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    • 第2節  米欧のオフショア規制とグローバリゼーションの限界
    •   (1)  新自由主義と米国国内のタックスヘイブン
    •   (2)  「租税が主目的」のM&Aブームの崩壊
    •   (3)  欧州での課税強化ーーアップル、グーグル、フェイスブック
    •   (4)  過度な税逃れを許さぬ国際協調
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    • 第3節  中国経済の巨大化とオフショア進出
    •   (1)  パナマ文書に見る中国の進出
    •   (2)  中国国有企業と政府高官
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    • 第4節  強欲ーー租税グローバリゼーションの末路
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