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反ファシズム路線からヒトラーとの同盟へ、スターリンの大逆転の真相をつく
ISBN978-4-406-05858-2 C0030

スターリン秘史<巨悪の成立と展開>第二巻
転換・ヒトラーとの同盟へ
定価2,200円(本体2,000円)
2015年2月21日
四六判上製 302P
フランス、スペインの人民戦線運動への介入。中国の“西安事変”の真相とスターリンの蒋介石第一主義。さらに一九三九年、反ファシズムの旗を捨て、独ソ秘密交渉を経てヒトラーとの同盟への大逆転、そのもとでの東ポーランドとバルト3国の併合へ進む。大戦前夜のスターリンの覇権主義の足跡を膨大な具体的歴史資料を駆使して解明した迫真の書。
【目次】
- 第6章 巨悪への画期。変質の理論面での特徴
- 変質の過程をたどる
- 「大テロル」ーー決定的な変質
- 『ソ連共産党(ボ)小史』の発行
- レーニン全集、マルクス・エンゲルス全集のスターリン的編集
- 「大テロル」後の世界の共産主義運動
- 第7章 フランス・スペイン・中国(上)
- フランスの場合ーー人民戦線政府への共産党の参加問題
- スペイン内戦とスターリン秘史
- 第8章 フランス・スペイン・中国(下)
- 中国。西安事変と抗日統一戦線
- 第9章 スターリンとヒトラーの接近
- ミュンヘンの衝撃
- 独ソ交渉の第一段階
- 英仏ソ三国交渉とは何だったか
- ヒトラー、ついに動き出す
- 三国軍事会談。スターリンの采配ぶり
- 第10章 独ソ不可侵条約。ポーランド分割
- 1939年8月の大転換
- 二つの覇権主義国家の政治同盟
- ポーランドの分割から抹殺へ