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「歴史のなかで読む」手法で、多喜二の生きた全体像が浮かび上がる。

小林多喜二 時代への挑戦

不破哲三=著

定価1,320円(本体1,200円)

出版年月
2008年7月
ISBNコード
978-4-406-05149-1
仕様
0095/ 四六判上製/ 190P
タグ
芸術・生活    評論   
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文学に闘争に、若い生命を燃やした多喜二。「三月十五日」から満州侵略戦争下の「党生活者」「地区の人々」まで、成長・挑戦の五年間をたどる。論争の多い笠原問題にも新たな光をあてて作者の真意を解明。今年の多喜二祭記念講演、準備段階の「赤旗インタビュー」、三十年前の最初の多喜二論を、多くの写真・注とともに収録した。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • 没後75周年記念講演を前に  多喜二を歴史のなかで読む
    1. 最初の飛躍  作品「三月十五日」を転機に
    2. 二つの長篇構想  党の不屈の闘争を時代的規模で
    3. 「党生活者」など三作  戦争推進勢力との闘争をリアルに
  • 小林多喜二  時代に挑戦した五年間
       ―「一九二八年三月十五日」から「党生活者」「地区の人々」まで―
    1. 多喜二を歴史のなかで読む
    2. 最初の飛躍(一九二七〜二八年)
    3. 日本共産党を描きたい  「工場細胞」「オルグ」
    4. 第二の飛躍(一九三一年後半以後)
    5. 「転形期の人々」何を主題とする長篇だったか
    6. 戦争体制下の作品群(その一)  「沼尻村」「党生活者」「地区の人々」
    7. 戦争体制下の作品群(その二)  反戦闘争の問題。愛情の問題
    8. 戦争体制下の作品群(その三)  多喜二の長篇構想を探求する
    9. 受け継がれる多喜二の挑戦
  • 小林多喜二の文学と生涯

著者情報

不破哲三

社会科学研究所所長。1930年生まれ。主な著書「北京の五日間」「私たちの日本改革論」「日本共産党と中国共産党の新しい関係」「二十一世紀と『科学の目』」「科学的社会主義を学ぶ」など多数。