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震災から十年。親友を失った少女の心の軌跡――

まあちゃんのコスモス

中川なをみ=作 石倉欣二=絵

定価1,540円(本体1,400円)

出版年月
2004年12月
ISBNコード
978-4-406-03136-3
仕様
8393/ A5判変型上製/ 125P
読者対象
小学校中学年 
小学校高学年 
タグ
読みもの    図書館だいすき! 中学年おすすめセット   
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1995年1月17日。神戸をおそった地震で、親友のまどかが死んだ。レイは自分が死んでまどかが生きていきてればよかったと思いつづけていた。その年の秋、まどかの家のあと地に咲き乱れるコスモスの中に立つと、「あたしはれーちゃんの中にいるんやから」まどかの声が聞こえた。「ありがとう」レイはまどかに伝えたかった。

目次や構成

[目次]

  • 1― 転校
  • 2― 赤いジーパン
  • 3― 港のあかり
  • 4― 地鳴り
  • 5― コスモス
  • 6― 富士山
  • 7― 卒業
  • 8― 吉田君と
  • あとがき

著者情報

中川なをみ

山梨県生まれ。『水底の柩』(2002年、くもん出版)で日本児童文学者協会賞受賞。その他の作品に『有松の庄九郎』(2012年)『あ・い・つ』(2006年)『まあちゃんのコスモス』(2004年)(以上、新日本出版社)、『天游――蘭学の架け橋となった男』(2011)『龍の腹』(2009)(以上、くもん出版)。

石倉欣二