真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

120年前の日本 時の政府を震撼させた事件がおきた

秩父事件 圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ

秩父事件研究顕彰協議会=編

定価1,781円(本体1,619円)

出版年月
2004年8月
ISBNコード
978-4-406-03101-1
仕様
0021/ 四六判並製/ 238P
タグ
人文    歴史一般   
ネットショップでさがす
アマゾンでさがす
楽天ブックスでさがす
e-honでさがす

1884年の埼玉県秩父。生糸の暴落と増税、高利貸による土地のとりあげに苦しむ民衆が、明治政府に真っ向から立ち向かった――秩父困民党の蜂起である。暮らしの改善めざし政治の変革を求めた3千人を超える人びと。その命がけの戦いが現代に送る強烈なメッセージとは? 事件の全容と背景を生き生きと描く初めての通史。

目次や構成

[目次]

  • はしがき―今、なぜ秩父事件か
  • 第1章  秩父事件とはどのような事件か
    • 第1節  動き出す農民集団
    • 第2節  自由党の動向
    • 第3節  秩父自由党による困民の組織化
    • 第4節  武装蜂起への道
    • 第5節  困民党蜂起
    • 第6節  信州への進出
    • 第7節  蜂起に呼応して
    • 第8節  「暴徒」とされた困民党
    • 第9節  異例づくめの裁判
  • 第2章  秩父事件はなぜ起きたのか
    • 第1節  秩父の自然と風土
    • 第2節  民衆の政治力の高まり
    • 第3節  開港後の秩父と農民の成長
    • 第4節  明治初年の諸改革と秩父
    • 第5節  埼玉の自由民権運動
    • 第6節  秩父における思想的動向
    • 第7節  松方財政下の悲惨な農民生活
    • 第8節  明治一四年の勅諭と支配体制の確立
  • 第3章  秩父事件とその後
    • 第1節  逃亡とたたかい
    • 第2節  要求四項目のゆくえ
    • 第3節  事件後の秩父地方の農民生活
    • 第4節  権力中枢への影響
  • 第4章  気軽に聞いて  Q&A
    • Q1  「中心になったのはどんな人物だったのですか」
    • Q2  「困民党はどんな武器をもっていたのですか」
    • Q3  「困民党はどんな服装をしていたのですか」
    • Q4  「女たちはどうしていたのですか」
    • Q5  「困民党軍の兵士はどんな村から参加したのですか」
    • Q6  「どんな職業の人が参加していたのですか」
    • Q7  「駆り出しはどのように行われたのですか」
    • Q8  「困民党軍と戦った軍隊について教えてください」
    • Q9  「戦死者はどれくらいだったのですか」
    • Q10  「取り調べはどのように行われたのですか」
    • Q11  「どんな刑罰が科されたのですか」
    • Q12  「当時の一円は今のいくらに当たりますか」
    • Q13  「事件の記録にはどんなものがありますか」
    • Q14  「記念碑や顕彰碑はあるのですか」
  • あとがき
  • 参考文献

著者情報

秩父事件研究顕彰協議会

秩父事件

秩父事件 圧制ヲ変ジテ自由ノ世界ヲ

定価1,781円
(本体1,619円)

2004年8月