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民営化前夜の郵便屋さんの誇りと苦悩を描く!

郵便屋さん

なかむらみのる=著

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2007年7月
ISBNコード
978-4-406-05053-1
仕様
0093/ 四六判並製/ 189P
タグ
芸術・生活    小説   
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人から人へ、手紙の配達をとおして、心を運び、心をつなぐ郵便屋さん。その日常に押し寄せる民営化の波は、郵便局を頼りにつつましく暮らす庶民と、それと結びつく労働者の誇りをも押し流してゆく。民営化前夜の苦闘する郵便屋さんの姿を、郵便局に勤めていた著者が、熱き連帯の思いを込めて描く珠玉の掌編小説集。

目次や構成

〔目次〕

  • 特別送達
  • 人事交流
  • 母の日小包
  • 冬期請負者
  • 救助通報
  • 郵メイト
  • 簡易郵便局
  • 郵便休息所
  • 箱場
  • 中国からの郵便
  • カプセル郵便
  • 点字郵便物
  • 不在配達通知書
  • 信書郵便
  • 臨時出張所
  • ペイオフ
  • 球根小包
  • 団体保険
  • 計画担当課長代理
  • 通区訓練
  • 受箱配達要員
  • 再雇用制度
  • 公社移行前夜
  • 昇進への道
  • 標準作業
  • 簡保協会
  • 強制転配
  • 課長官舎
  • 廃屋の年賀状
  • 事故の予感
  • 一枚きりの年賀はがき
  • 配達フリーター
  • えっ、もう退職
  • 少女への恋文
  • 五月の風
  • 病院の廊下
  • 安売り
  • 父の手紙
  • 転居先不明
  • フカヤキン
  • 田舎のサロン
  • こきざみな足音
  • JPS
  • 震災地の一通
  • OB手当
  • 過・不足金
  • 低料郵便物
  • 手紙
  • 総合担務制度
  • 優先採用
  • 職種転換
  • 三万人のひとり
  • 背後の目
  • 訓練道場
  • こんにちは訪問
  • 超勤原資
  • 再就職
  • 湖畔の朝
  • 差立区分
  • 2ネット方式
  • 畑に行けば
  • 駐車違反
  • 古希の誓約
  • あとがき

著者情報

なかむらみのる