真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

メニュー

「菊タブー」への先駆的挑戦の書を新装刊行

天皇の昭和史

藤原彰=著 吉田裕=著 伊藤悟=著 功刀俊洋=著

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2007年12月
ISBNコード
978-4-406-05081-4
仕様
0031/ 四六判上製/ 254P
タグ
人文    歴史一般   
ネットショップでさがす
アマゾンでさがす
楽天ブックスでさがす
e-honでさがす

昭和史において天皇の果たした役割は何か。大元帥として侵略戦争に深くかかわった20年、戦後の軍国主義復活への加担――昭和天皇の戦争責任と政治関与を厳しく検証し高い評価を得た書に、刊行後の状況変化や昭和天皇研究の進展を概観したあとがきを付す。侵略戦争を「正しい戦争だった」と美化する動きを考える上でも重要な一冊。

目次や構成

〔目次〕

  • まえがき
  • 第一章  第日本帝国憲法と天皇
    • 第一節  天皇大権と天皇の地位
    • 第二節  統帥権と天皇
    • 第三節  絶対君主としての天皇
    • 第四節  摂政裕仁
  • 第二章  天皇の戦争責任
    • 第一節  天皇大権の実態
    • 第二節  満州事変と天皇
    • 第三節  日中全面戦争と天皇
    • 第四節  太平洋戦争の開戦と天皇
    • 第五節  敗戦への道
  • 第三章  日本国憲法と天皇
    • 第一節  旧支配体制の崩壊
    • 第二節  憲法改正と天皇
    • 第三節  日本国憲法体制と天皇
    • 第四節  「逆コース」と天皇
  • 第四章  軍国主義の復活と天皇
    • 第一節  解釈元首化への道
    • 第二節  天皇と自衛隊
    • 第三節  「靖国」思想の再建
    • 第四節  近代史の清算と偽造
  • 新装版のためのあとがき

著者情報

藤原彰

一橋大学名誉教授。1922年生まれ、2003年死去。『戦後史と日本軍国主義』(新日本出版社)、『南京大虐殺』(岩波書店)、『日本軍事史』(日本評論社)、『世界の中の日本』(小学館)、『南京の日本軍――南京大虐殺とその背景』(大月書店)、『餓死した英霊たち』(青木書店)、『中国戦線従軍記』(大月書店) など著書多数。

天皇の昭和史

天皇の昭和史

定価2,090円
(本体1,900円)

2007年12月

吉田裕

1954年埼玉県生まれ。東京教育大学文学部卒業。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授。主な著書に『シリーズ日本近現代史(6)アジア・太平洋戦争』『日本の軍隊』『昭和天皇の終戦史』(以上岩波新書)『現代歴史学と戦争責任』(青き書店)『天皇の昭和史』(共著、新日本出版社)など。

伊藤悟

成蹊中学・高校教諭

天皇の昭和史

天皇の昭和史

定価2,090円
(本体1,900円)

2007年12月

功刀俊洋

福島大学教授。1954年生まれ。著書に『戦後型地方政治の成立』『戦後地方政治の出発』(ともに敬文堂)。

天皇の昭和史

天皇の昭和史

定価2,090円
(本体1,900円)

2007年12月