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不破哲三編集。脈々と流れる水上文学の新しき鉱脈を発掘。

水上勉作品集 日本の戦争

水上勉=著

定価1,980円(本体1,800円)

出版年月
2008年2月
ISBNコード
978-4-406-05123-1
仕様
0093/ 四六判上製/ 276P
タグ
芸術・生活    小説   
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日本の戦争について深い思いを持ち、多くの作品に独特の筆致で表現してきた人、水上勉。その水上文学の底流から、同じ世代を生きた“心友”だからこそ引き出し得た、新機軸の作品集。日本軍隊の本質を否応いわせぬ迫力で描き出した名作「兵卒のたてがみ」(吉川英治文学賞受賞)のほか、自身の戦争体験から紡がれた六作品を収録する。

目次や構成

〔目次〕

  •   編集者のまえがき―不破哲三
  • 比良の満月
  • 小孩(しょうはい)
  • 馬の話
  • リヤカーを曳いて
  • 石屋の音
  • 戦争を呪う今日を生きる―欺瞞の過去に感慨無量
  • 兵卒の●(たてがみ)
  • 『兵卒の●(たてがみ)』について
  •   『兵卒の●(たてがみ)』のこと
  •   あとがき(全集版)
  •   あとがき(文庫版)

        *●「髟(かみがしら・かみかんむり)」に「宗」

著者情報

水上勉

1919年〜2004年。福井県出身。12歳で相国寺塔頭瑞春院の得度式を受けた後、37回の転職後、『フライパンの歌』で作家デビュー。直木賞、菊池寛賞、吉川英治文学賞、川端康成文学賞、毎日芸術賞、日本芸術院恩賜賞など受賞多数。直木賞選考委員、芥川賞選考委員など歴任。主な著書 『水上勉全集 全26巻』『新編 水上勉全集 全16巻』『兵卒のたてがみ』(吉川英治文学賞受賞)『城』(文藝春秋読者賞)『古河力作の生涯』『釈迦内柩唄』『一滴の力水』(不破哲三氏との対談集)『同じ世代を生きて 水上勉・不破哲三往復書簡』など多数。