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マルタは戦争廃絶のためにたたかい続ける――文豪トルストイ称賛の小説が完結!

武器を捨てよ!(下)

ベルタ・フォン・ズットナー=著 ズットナー研究会=訳

定価2,420円(本体2,200円)

出版年月
2011年6月
ISBNコード
978-4-406-05476-8
仕様
0097/ 四六上製/ 303P
タグ
芸術・生活    小説   
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19世紀後半のオーストリア。イタリア戦争で夫を失った伯爵令嬢マルタは悲しみに打ち沈むが、軍人ながら人間の理性を信頼し戦争をなくしたいと願うフリードリヒと出会う。志をともにする二人は惹かれ合い結婚。幸せな生活をデンマーク戦争、普墺戦争、普仏戦争の悲惨と激痛が次々と襲い、最愛のフリードリヒは…。女性初ノーベル平和賞受賞のズットナーと本作品について訳者による解説あり。

目次や構成

  • [上巻目次]
  • 第1章  1859年―イタリア独立戦争
  • 第2章  平和な時代
  • 第3章  1864年―シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争
  • ……………………………………………………………
  • [下巻目次]
  • 第4章  1866年―普墺戦争
  • 第5章  平和な時代
  • 第6章  1870年~71年―普仏戦争
  • エピローグ  1889年

著者情報

ベルタ・フォン・ズットナー

19世紀末から20世紀初めにかけて活躍したオーストリアの小説家・平和運動家。1843年6月9日、オーストリア帝国下のプラハで、ベルタ・フォン・キンスキー伯爵令嬢として生まれる。1876年、アルトゥール・フォン・ズットナーと結婚。1889年の『武器を捨てよ!』(Die Waffen nieder!)の出版を機に、ハーグ平和会議(1899年、1907年)をはじめとする様々な国際的な平和会議の開催に協力するなど、平和運動の最前線で活動する。また、ノーベルの秘書をつとめた経緯から彼と生涯にわたる親交を保ち、ノーベルが平和賞を創設するうえで大きな思想的影響を与えたと考えられている。1905年、女性初のノーベル平和賞受賞者となる。1914年6月21日、ウィーンで死去。

武器を捨てよ!(下)

武器を捨てよ!(下)

定価2,420円
(本体2,200円)

2011年6月

ズットナー研究会

ズットナーのノーベル平和賞受賞100周年にあたる2005年から本作の翻訳にとりくむ。山根和代(立命館大学、平和学)、糸井川修(愛知学院大学准教授、ドイツ文学)、中村実生(愛知県立大学・愛知学院大学ほか非常勤講師、ドイツ文学)、小島健太郎(成蹊高等学校教員、平和学・平和教育学)、西本圭子(兵庫県立高等学校教員、平和学)、林清俊(翻訳家)。

武器を捨てよ!(下)

武器を捨てよ!(下)

定価2,420円
(本体2,200円)

2011年6月