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日銀総裁が替われば危機を打開できるのか!?

21世紀型世界経済危機と金融政策

建部正義=著

定価3,300円(本体3,000円)

出版年月
2013年5月
ISBNコード
978-4-406-05689-2
仕様
0033/ A5判上製/ 301P
タグ
社会    金融・財政・税制   
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世界経済が財政危機・金融危機・実体経済危機の三重苦に陥っていると喝破する著者。この難局に、日銀総裁の首のすげ替えという無法を強行し、さらなる金融緩和と財政出動を打ち出すアベノミクス。マルクス経済理論の創造的適用によって危機の構造を解明し、日銀金融政策をつぶさに検証、アベノミクスの対抗軸を示唆する。

目次や構成

【目次】

  • 第I部 21世紀型世界経済危機の構造とその行方
    • 第1章 資本主義経済の現局面をどう見るかーーリーマン・ショック後の世界経済
    • 第2章 21世紀型世界経済危機の構造
    • 第3章 国際金融危機=世界的大恐慌とマルクス経済理論
    • 第4章 国家独占資本主義の現段階
    • 〔補論1〕 グラス・スティーガル法改正の含意
    • 〔補論2〕 バーゼルIIIはシステミックリスクを阻止できるか
    • 〔補論3〕 SDRは国際通貨たりうるかーー周小川論文に寄せて
  • 第II部 デフレ下の日銀の金融政策にたいする批判的検証
    • 第5章 「アベノミクス」と日銀の独立性
    • 第6章 政治的圧力下の日銀の金融政策
    • 第7章 日銀の金融政策を憂うーー民主主義社会における中央銀行のあり方
    • 第8章 日銀の対米協調行動ーー2つのエピソード
    • 〔補論4〕 金融政策の所得分配への影響
    • 〔補論5〕 バーナンキは変節したのかーー『連邦準備制度と金融危機』を読む
  • 第III部 内生的貨幣供給論者としてのマルクス
    • 第9章 マルクスと内生的貨幣供給論

著者情報

建部正義

中央大学名誉教授、専門は金融論。1944年大阪府生まれ。1966年大阪市立大学経済学部卒業。1968年大阪市立大学大学院経済学研究科修士課程修了。中央大学商学部助手。1979年から2014年まで同教授。主な著書に、『マルクス「資本論」の研究(上)』(共著、1980年)『21世紀型世界経済危機と金融政策』(2013年、以上新日本出版社)、『マネー』(1993年)『貨幣・金融論の現代的課題』(1997年)『はじめて学ぶ金融論』(1999年、第2版が2005年、以上大月書店)、『日中の金融・産業政策比較』(編著、2000年)『21世紀の金融システム』(編著、2002年)『金融危機下の日銀の金融政策』(2010年、以上中央大学出版部)。

21世紀型世界経済危機と金融政策

21世紀型世界経済危機と金融政策

定価3,300円
(本体3,000円)

2013年5月