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民舞に恋して 民俗舞踊を子どもたちに

園田洋一=著 東京民族舞踊教育研究会=編

定価2,200円(本体2,000円)

出版年月
2015年8月
ISBNコード
978-4-406-05925-1
仕様
0037/ A5判並製/ 232P
タグ
芸術・生活    教育   
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「日本の子どもたちに日本の踊りを」と、40年を超え講習と研究を続けてきた東京民舞研の活動を振り返る、初めての本。ダンス必修化の中、地元に根ざし、生活に根ざした日本の民舞の魅力を解き明かす。子どもたちが夢中になるわけ、地元の人たちが大切にしていること、形を超えた民俗舞踊の奥深さなど。読み応え満点。

目次や構成

目 次 / 民舞に恋して──民俗舞踊を子どもたちに──
はじめに 9
 (1)「民舞」とは、その魅力 9
 (2)民俗舞踊教育のあけぼの 11
 (3)私と民舞との出会い 13
 (4)地元で民舞の魅力に出会ってほしい 14

第一部「民俗舞踊教育」と和光学園での民舞の実践 21
第一章「民舞」指導への疑問と「民俗舞踊」との出会い 22
 (1)和光小学校での民舞との出会いと戸惑い 22
 (2)「黒川さんさ踊り」と「都南さんさ」 26
 (3)民舞指導への疑問 27
 (4)「御神楽」と「大森み神楽」 28
 (5)中野七頭舞との出会いと「民俗舞踊」への確信 30
第二章 民舞のひろがり~私が実践した「民俗舞踊」~ 34
 (1)大森み神楽・・・岩手県奥州市衣川区大森 35
  1 小さな分校に生まれた大きな文化 35
  2 「えー、やだー」いきなりの拒否 37
  3 踊りの「採り物」が、踊りの楽しさをひろげていく 39
  4 やはり踊りは生演奏でやりたい 41
  5 「この踊りを伝えたい」という子どもたち 42
  6 大森分校の子どもたちがやってきた 45
 (2)中野七頭舞・・・岩手県下閉伊郡岩泉町小本字中野 48
  1 「七頭舞を踊る会」からひろがる 50
  2 民舞クラブと合同の発表会で 50
  3 「踊りの規則性」に気づく 52
  4 民俗舞踊の動きには根拠がある 54
  5 「道具取り」から通して踊りたい 54
  6 中野七頭舞が子どもたちの中に育てたもの 56
 (3)和光エイサーを作る 58
  1 「平敷屋青年会」との出会い~「エイサー」って何? 58
  2 六年生が見つけた東京のエイサー~東京沖縄県人会青年部との出会い 60
  3 有志でのエイサーのスタート~金城吉春氏との出会い 61
  4 手作りの締太鼓で初めての和光エイサー~教師たちの三線練習会 63
  5 中野の祭りに参加する子どもたち~東京エイサーシンカと共に 64
  6 和光鶴川小学校の六年生にもエイサーを 66
  7 子どもの中でのエイサーの発展 67
  8 戻ってくる子どもたち~地方への挑戦・町田エイサー祭り 69
  9 鶴小オリジナルエイサーの誕生 71
第三章 地元とつながりながら 72
 (1)二〇〇二年夏、踊りを学びなおす旅~ドドキテツアー① 73
 (2)「大川平荒馬」との出会い~ドドキテツアー② 83
 (3)今別荒馬祭りに参加する和光の子どもたち 92
 (4)はねこ踊りの祭りに参加する~和光ドドキテツアーのはじまり 95
第四章 三・一一東日本大震災と民俗舞踊 99
 (1)支援は石巻に~一回目の支援 100
 (2)行ってみてわかる被災地の状況~二回目の支援 103
 (3)祭りに参加しよう~三回目の支援 106
 (4)「つなみがゆるせない」~大川小学校に行って 108
第五章 民俗舞踊教育のこれから 110
 (1)「若者の流出」「過疎化」「少子高齢化」の中で今、地元は 110
 (2)若者たちが地元に戻ってきているのは 114
 (3)今、学校教育の中での民舞は 115

第二部 舞い学び、踊り育つ
 座談会「保存会と学校の中での民俗舞踊教育の実践」 119
  アイヌ古式舞踊    広尾正×北原和子 121
  釜石虎舞       平田青虎会×星野美紀子 132
  今別荒馬       堂端弘隆×藤井千津子 143
  寺崎のはねこ踊    佐々木一×園田洋一 155
  中野七頭舞      山本恒喜×古矢比佐子 167
  大森み神楽(大森神楽) 菅原恭正・菅原静香×青木峰子・古矢比佐子 181
  園田エイサー     園田青年会×東田晃 193

第三部 卒業生インタビュー「子どものとき、民俗舞踊に出会って」 207
 「難攻不落」がその魅力    佐川かえで 208
 民舞が向こうからやってきた 栗原厚裕 212
 血が騒ぐ、心が騒ぐ     斉藤かいと 216
 民舞は人と人とをつなぐもの 岡村祐介 220
 あとがき~平野正美さんと出会って 225
 この本を、故・平野正美さん、故・黒木啓さん、故・萱野勝美さんにおくります。

著者情報

園田洋一

1954年、福島県生まれ。北海道教育大学卒業。東京民族舞踊教育研究会会員。現在、和光鶴川幼稚園・和光鶴川小学校校園長

民舞に恋して

民舞に恋して 民俗舞踊を子どもたちに

定価2,200円
(本体2,000円)

2015年8月

東京民族舞踊教育研究会

 

民舞に恋して

民舞に恋して 民俗舞踊を子どもたちに

定価2,200円
(本体2,000円)

2015年8月