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「現実とは明るいということだと、私は思うす」(野田英夫)

明るき光の中へ 日系画家野田英夫の生涯

窪島誠一郎=著

定価2,200円(本体2,000円)

出版年月
2016年8月
ISBNコード
978-4-406-06045-5
仕様
0023/ 四六判上製/ 256P
タグ
芸術・生活    小説   
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貧しさからの脱出を夢みてアメリカに渡った「移民の子」=野田英夫。その後、人並みの教育をと父母の郷里・熊本に預けられ、再び画家を志し単身渡米した18歳の英夫。アメリカ共産党にも入党し、「民衆の中から新しい世界」を目指した、この日系画家に力強く息づいていたものとは──。無類の明るさを持った画家の魂に迫る、著者渾身の評伝小説。

目次や構成

 序章 湖の光
 一章 出 生
 二章 火の国
 三章 帰 米
 四章 仏 教
 五章 青 春
 六章 森の精
 七章 都 会
 八章 祖 国
 九章 郷 愁
 十章 蜜 月
十一章 連 帯
十二章 活 動
十三章 池 袋
十四章 帰 路
 終章 その死
  後 記

著者情報

窪島誠一郎

1941年東京生まれ。印刷工、酒場経営などを経て、64年東京世田谷に小劇場「キッド・アイラック・アート・ホール」を設立、79年長野県上田市に夭折画家のデッサンを展示する私設美術館「信濃デッサン館」を、97年に戦没画学生慰霊美術館「無言館」を設立した。執筆活動では、NHKでテレビドラマ化された、実父水上勉との再会を綴った『父への手紙』(筑摩書房)のほか、『「無言館」の坂道』『雁と雁の子』(平凡社)、『漂白・日系画家野田英夫の生涯』(新潮社)、『「無言館」ものがたり』(講談社)、『「無言館」への旅』(白水社)、『石榴と銃』(集英社)など著書多数。第46回産経児童出版文化賞、第14回地方出版文化功労賞、第7回信毎賞を受賞。「無言館」の活動で第53回菊池寛賞を受賞。