亡くなった人のため、残された人のため、丁寧におくる
葬斂屋(そうれんや)春秋 ある”おくりびと”の記録
辻井康祐=著
「おかんが死にましてん。民生委員のおっちゃんに言うたら、ここへ電話せい、言うてくれはりましてん」。残された支援学級に通う息子からの電話に「心配せんでええ」と心をこめておくる。お金のない人から大会社の社長まで、人の数だけあるおくり方。悲しいのに温かい、作法から終活案内にもなる葬儀にまつわる70の物語。
著者情報
辻井康祐
1934年生まれ。葬祭ディレクター1級・元葬儀社勤務。病理研究所勤務を経て葬儀社に勤務。葬斂屋(そうれんや=おくりびと)として、阪神淡路大震災を経験。長年の勤務で、納棺部長として心をこめたお見送りを心がけ、手がけた葬儀は3000件を超す。
葬斂屋(そうれんや)春秋 ある”おくりびと”の記録
定価1,760円
(本体1,600円)
2017年5月