真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

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平和への熱い思い、声なき声を伝えて

その声を力に

早乙女勝元=著

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2018年5月
ISBNコード
978-4-406-06255-8
仕様
0095/ 四六判並/ 184P
タグ
芸術・生活    記録・回想・エッセイ   
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東京新聞夕刊で好評連載した、著者の少年期から現在までの軌跡を初めて振り返った自伝が一冊に。父母のこと、逃げ延びた大空襲。そして戦後の夜学時代、作家デビュー、町工場勤めを経て育んだ平和への思い。東京空襲を記録する会、ベトナムやコスタリカでの交流、原作者として監督、俳優との交流まで、平和を軸の人生を語る。

目次や構成

《目次》

  • 序  この夏のできごと
  • 1  平和のバトン/2  日野原先生/3  「防火弾」/4  小林多喜二/5  「無言館」/6  大本営とは
  • 少年期
  • 7  「負元君」/8  見学組/9  負け抜き相撲/10  かあちゃん/11  帰らぬ父/12  おぬし、学校は
  • 戦争
  • 13  赤紙/14  パン泥棒/15  真犯人/16  活と勝と克/17  残るも地獄/18  トロッコと弁当/19  リンチ/20  新年と空襲/21  三月十日/22  母は?  姉は?/23  桜並木と衣類/24  しみ跡/25  卒業式
  • 戦後を生きる
  • 26  夜学/27  学園民主化/28  元兵長/29  K君の死/30  あとは頼んだ/31  「葦折れぬ」/32  真実は悲しき/33  GHQ視察/34  退学/35  十六歳の決意
  • 平和への思い
  • 36  父の死/37  レッド・パージ/38  朝鮮戦争/39  「平和投票」/40  スターの一票/41  占領政策違反/42  自分史/43  季刊誌「葦」/44  書かんかね/45  一挙掲載/46  「下街の故郷」/47  暗い記憶
  • 町工場で
  • 48  十四時間労働/49  ハーモニカ工場/50  嘘も方便/51  「美しい橋」/52  組合長として/53  帝釈天/54  「葛飾文学」/55  集金/56  公教育とは…/57  文字対文字/58  「会いたい」/59  寅さんの原点
  • 声なき声をつたえる
  • 60  この子の未来/61  ゼッケン通勤/62  家永三郎先生/63  教科書と戦禍/64  「記録する会」/65  都知事へ要望/66  美濃部知事と/67  いつもダメ元/68  体験者の語り/69  防空頭巾/70  声なき声
  • 忘れられぬ人
  • 71  ダーちゃん/72  わたしの村/73  再会/74  カンパ/75  今井正監督/76  脚本に挑戦/77  遺作/78  コスタリカ/79  軍をすてた国/80  アリアスさん/81  T氏のこと/82  ほろ酔い気分/83  ハロラン氏の募金/84  痛苦への想像力/85  熊さんのこと/86  受けつがれる歴史
  • この日この時
  • 87  新宿の街頭で/88  戦争やめよ、と/89  フクシマにて/90  あってはならないもの/91  無念の思いを/92  君の声を声に
  • あとがき

著者情報

早乙女勝元

1932年東京生まれ。作家、東京大空襲・戦災資料センター名誉館長。主な近著書に『空襲被災者の一分』(2019年、本の泉社)、『徴用工の真実 強制連行から逃れて13年』(2019年、新日本出版社)『ナチス占領下の悲劇 プラハの子ども像』『その声を力に』『赤ちゃんと母の火の夜』(以上、2018年、新日本出版社)、『アンネ・フランク』(2017年、新日本出版社)、『螢の唄』(2016年、新潮文庫)、『もしも君に会わなかったら』(2014年、新日本出版社)、『わが母の歴史』(2014年、青風舎)、『東京空襲下の生活日録』(2013年、東京新聞)など多数。