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第2巻では、わたしたち国民の一人ひとりが主権者なのに、なぜ、大きな会社（大企業）や大金持ち（財界）が、日本の社会や政治を支配するようになっているのかを明らかにします。 また、「日本も世界の多くの国ぐにと同じ“資本主義の国”なのだから変わるところはない」と、日ごろ疑問にも思わない方も多いでしょうが、“こんなにも違うんだ”という事実がビックリするほど幅広くあることが紹介されています。 同時に、日本のわたしたちも含めて世界の人びとが、資本主義の下で暮らしていても、多くの人びとの、自らの努力とたたかいの力で、生活や労働を守るルールがつくられてきたことも強調されます。 この第2巻で解き明かされるもう1つ大きな話は、20世紀から21世紀に向かって、どんなに大きな進歩＝「人類史の巨大な変化」があったかということです。具体的な事例が次々に紹介され、それらが関連し合いながらさらに発展していく姿はダイナミックです。ワクワクするような明るい展望が見えてきます。
目次や構成
〔目次〕
- 第５回 綱領教室
- 第二章 現在の日本社会の特質(３)
- 「大企業・財界」——国内の階級的な支配勢力の中心
- 「ルールなき資本主義」——欧州の到達点、国際水準にてらして考える
- 人民のたたかいがルールをつくる
- 第６回 綱領教室
- 第三章 世界情勢——20世紀から21世紀へ(１)
- 綱領の世界情勢論の特徴について
- 20世紀に進行した人類史の巨大な変化
- 植民地体制が完全に崩壊した
- 民主主義と人権の流れの発展
- 戦争の違法化が世界史の発展方向として明確に
- 日本共産党の存在と活動は、20世紀の人類社会の偉大な進歩の不滅の一部
- 第７回 綱領教室
- 第三章 世界情勢——20世紀から21世紀へ（２）
- ソ連をどう見るか
- 日本共産党の自主独立のたたかい
- 第８回 綱領教室
- 第三章 世界情勢——20世紀から21世紀へ（３）
- 「資本主義から離脱した国ぐに」と「社会主義をめざす新しい探究」
- 世界資本主義の現状をどう見るか
- 国際連帯の諸課題についてーー野党外交の体験をふまえて
- 資料
著者情報
志位和夫
１９５４年、千葉県生まれ。東京大学工学部物理工学科卒業。日本共産党幹部会委員長、衆議院議員。主な著書に、『日本共産党とはどんな党か』『人間らしい労働を』『教育基本法改定のどこが問題か』『領土問題をどう解決するか 尖閣、竹島、千島』『改定綱領が開いた「新たな視野」』など多数。
