
わすれないで! 家族が突然消えたあの日のことを。
ビジュアルブック 語り伝えるヒロシマ・ナガサキ 第1巻 あの日、家族が消えた ―広島への原爆投下
安斎育郎=文・監修
定価1,980円 (本体1,800円)
- 出版年月
- 2004年10月
- ISBNコード
- 978-4-406-03113-4
- 仕様
- 8321/ B5判上製/ 32P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
たった一発の原爆が、広島の町を焼きつくし、多くの人の人生を変えてしまったあの日。そして今も続く被爆者の苦しみ。被爆60年を前に、被爆者の証言、遺品と写真で見る、小学校高学年からの平和学習にぴったりのシリーズ(全5巻)が登場です。第1巻は広島の被爆者、被爆2世の生の経験から、原爆被害の非人間性を伝えます。
目次や構成
[目次]
- 原爆が落とされる前の広島
- 原爆が落とされた後の広島
- 被爆体験ヒロシマ
- 被爆証言1 突然家族が消える
竹宮良子さん(仮名、富士市、1999年死亡、近距離被爆者)の体験
- 原爆って何? 広島原爆の基本データ
- 被爆証言2 髪が抜け、貧血に
杉山秀夫さん(被爆兵士)の体験
- Q&A 「放射線」と「放射能」はちがうの?
- 放射線って何? 体に入りこんで細胞をこわす
- 被爆証言1 突然家族が消える
- 後までつづく苦しみ
- 被爆証言3 母親を救えなかった無念
澤田昭二さん(中学生で被爆・名古屋大学名誉教授)の体験
- 被爆証言4 悲しく不安な気持ちは忘れられない
加百智津子さん(被爆2世)の体験
- Q&A 原爆投下直後の人たちはどんな生活を?
- 被爆証言3 母親を救えなかった無念
- 広島の死者のデータ
著者情報
安斎育郎
1940年、東京生まれ。立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長、立命館大学名誉教授、安斎科学・平和事務所所長。平和のための博物館国際ネットワーク・諮問理事。ベトナム政府より文化情報事業功労者記章受章、第22回久保医療文化賞、ノグンリ国際平和財団第4回平和賞受賞。近著に『核兵器禁止条約を使いこなす』(共著・2018年、かもがわ出版)、『子育ち・子育て 被ばくカットマニュアル』(2016年、かもがわ出版)『疑うこころ、科学する眼』(2015年、かもがわ出版)『語りつごうヒロシマ・ナガサキ全5巻』(2015年、新日本出版社)、『放射能から身を守る本』(2014年、KADOKAWA/中経出版)、『「原発」文献事典』(2014年、日本図書センター)、『原発事故の理科・社会』(2012年、新日本出版社)