
「悪魔の兵器」原爆のなぜにこたえる
ビジュアルブック 語り伝えるヒロシマ・ナガサキ 第3巻 原爆はなぜ落とされたのか?
安斎育郎=文・監修
定価1,980円 (本体1,800円)
- 出版年月
- 2004年11月
- ISBNコード
- 978-4-406-03118-9
- 仕様
- 8321/ B5判上製/ 32P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
だれが? どうして日本に? などの、原爆投下にまつわる子どもたちの「なぜ」と原爆開発からの物語を、図表や写真も使い解き明します。日本が侵略戦争をしていた歴史背景もあきらかにして、加害責任も言及。また、原爆投下を正当化する理由も複数紹介します。平和への道のりを深く考えられる内容です。
目次や構成
[目次]
- この本を読む人へ
- すすんで戦争をしていた日本
- 日本はアメリカと戦争していた
- なぜアメリカと戦争したのか?
- かなしい人形使節団の物語
- どうして原爆は生まれたのか?
- マンハッタン・プロジェクト―原爆製造計画
- 人類史上、はじめての核実験―1945年7月16日
- 原爆って何?科学の進歩と原爆
- <解き明かされる原子の世界>
- <原子核の世界のふしぎ>
- アインシュタインはどんな人?
- <水爆の原理も同じです>
- Q&A 原爆をつくったのはアインシュタインなの?
- なぜ原爆は落とされたのか?
- どうして日本に落とされたのか?
- <なぜ広島?>原爆ドームの物語
- <なぜ長崎?>浦上天主堂の物語
- 原爆は多くの命を救った(アメリカの主張)
- 日本軍の被害国は
- 考えてみよう 原爆投下は必要だった?
- Q&A 当時の人々の戦争への思いとは?
- 平和を創るために
- 原爆被害の非人道性をよく理解しよう
- 日本の加害行為への反省こそ、相互理解への道
- アジア・太平洋の人々とも手を結んで
著者情報
安斎育郎
1940年、東京生まれ。立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長、立命館大学名誉教授、安斎科学・平和事務所所長。平和のための博物館国際ネットワーク・諮問理事。ベトナム政府より文化情報事業功労者記章受章、第22回久保医療文化賞、ノグンリ国際平和財団第4回平和賞受賞。近著に『核兵器禁止条約を使いこなす』(共著・2018年、かもがわ出版)、『子育ち・子育て 被ばくカットマニュアル』(2016年、かもがわ出版)『疑うこころ、科学する眼』(2015年、かもがわ出版)『語りつごうヒロシマ・ナガサキ全5巻』(2015年、新日本出版社)、『放射能から身を守る本』(2014年、KADOKAWA/中経出版)、『「原発」文献事典』(2014年、日本図書センター)、『原発事故の理科・社会』(2012年、新日本出版社)