
あさって、この街が、焼けただれて、消える――
八月のすきまに
辛島萌=作 狩野ふきこ=絵
定価1,650円 (本体1,500円)
- 出版年月
- 2005年7月
- ISBNコード
- 978-4-406-03202-5
- 仕様
- 8393/ A5判上製/ 190P
- 読者対象
- 小学校低学年
- 小学校中学年
- 小学校高学年
- 中学生
目を覚ましたときは、しめっぽいふとんの中だった。暑い。見知らぬおばさんが自分のことを「鈴子」とよんだ。「空襲」「疎開」「兵隊さん」……。もしかしてタイムスリップ? やがて、自分がいるのは、原爆投下直前の広島だと知ったすずは、「鈴子」の親友とその兄の力をかりて、家族や身近な人たちを救おうと行動を起こす――。
目次や構成
[もくじ]
- 八月一日
- 悪夢(あくむ)
- 八月二日
- ターゲット
- パートナー
- 八月三日
- 因島(いんのしま)のおばあちゃん
- 暗いすきま
- 見知らぬ家族
- 純(じゅん)と鈴子(すずこ)
- 八月四日
- クラスメートたち
- 私を信(しん)じて!
- 消える町
- 三枝子(みえこ)姉さん
- 八月五日
- 危険(きけん)なチラシ
- 約束(やくそく)
- 最後の夜
- 八月六日
- 広島駅(ひろしまえき)への道
- 二つの手
- エピローグ
著者情報
辛島萌
1952年生まれ。大阪朝日カルチャーセンター在籍。大阪府在住。

八月のすきまに
定価1,650円
(本体1,500円)
2005年7月
狩野ふきこ

八月のすきまに
定価1,650円
(本体1,500円)
2005年7月