
戦争の真実について考えるために。
ビジュアルブック 語り伝える空襲 第3巻 ふりそそぐ爆弾の雨 愛知空襲と東海・北陸甲信越の空襲
安斎育郎=文・監修
定価2,420円 (本体2,200円)
- 出版年月
- 2008年6月
- ISBNコード
- 978-4-406-05146-0
- 仕様
- 8321/ B5判上製/ 40P
- 読者対象
- 小学校高学年
- 中学生
東京大空襲の2日後の夜、名古屋上空に310機ものB29が飛来して市街地を焼き払い、多数の犠牲者を出したのです。その後およそ5カ月にわたって、おびただしい被害をもたらし、使われた爆弾の量は、東京大空襲に次ぐものだといわれる愛知空襲の実態を学ぶとともに、東海・北陸甲信越地方の戦争被害の様子に目を向けます。
目次や構成
【もくじ】
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- この本を読む人へ
- 愛知空襲
- 空襲ってなんだ?
- 各地への空襲
- 山梨県の空襲 七夕空襲に焼かれる
- 長野県の空襲 敗戦まぢか、1日に5回の空襲
- 新潟県の空襲 戦意失わせるための空襲?
- 富山県の空襲 犠牲少ないが大空襲の可能性あった
- 福井県の空襲 日本海側初めての空襲
- 静岡県の空襲 大都市につづいて被害が多い
- 岐阜県の空襲 市街中心地、学校も破壊
- 三重県の空襲 狙われた神宮や工廠、くり返し市街地被災
- 世界の空襲 ドレスデン爆撃
- 解説 アメリカの「爆弾」
- 空襲を伝える資料館紹介
著者情報
安斎育郎
1940年、東京生まれ。立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長、立命館大学名誉教授、安斎科学・平和事務所所長。平和のための博物館国際ネットワーク・諮問理事。ベトナム政府より文化情報事業功労者記章受章、第22回久保医療文化賞、ノグンリ国際平和財団第4回平和賞受賞。近著に『核兵器禁止条約を使いこなす』(共著・2018年、かもがわ出版)、『子育ち・子育て 被ばくカットマニュアル』(2016年、かもがわ出版)『疑うこころ、科学する眼』(2015年、かもがわ出版)『語りつごうヒロシマ・ナガサキ全5巻』(2015年、新日本出版社)、『放射能から身を守る本』(2014年、KADOKAWA/中経出版)、『「原発」文献事典』(2014年、日本図書センター)、『原発事故の理科・社会』(2012年、新日本出版社)