
戦争から復興しつつあるアフガニスタンで、高さ2780メートルにある山の学校に通うマジャミンは4年生。通学に2時間歩き、帰ると水汲みなど家事を手伝いながら、放牧から戻った羊や牛の面倒もみます。そんなマジャミンの夢は――。「人びとが助け合って生きる」ことへの共感と、未来への希望を見つけだせる写真集です。
著者情報
長倉洋海
1952年、北海道釧路市生まれ。通信社勤務を経て、1980年よりフリーの写真家。以降、世界の紛争地を取材。第12回土門拳賞、日本写真協会年度賞、講談社出版文化賞などを受賞。子どもたちの写真集として、『ともだち Dear Friend』『ワタネ・マン 私の国アフガニスタン』『ザビット一家、家を建てる』『アフガニスタン 山の学校の子どもたち』(以上、偕成社)、『きみが微笑む時』(福音館)、『シルクロードの子どもたち』(毎日新聞社)、『微笑みの降る星』(クレヴィス)など。著書に『鳥のように、川のように―森の哲人アユトンとの旅』(徳間文庫)『フォト・ジャーナリストの眼』(岩波新書)、『私のフォトジャーナリズム―戦場から人間へ』(平凡社新書。2010年末に発売予定)などがある。2009年に写真家生活30年を記念した写真集『地を駆ける』(平凡社)を出版した。