
冷蔵庫をあけたら、中にくろい牛がいた。「ご入り用のものはなんですか」牛がしゃべった…。「牛乳が飲みたい」寛太が答えると、牛は寛太を牧場へ案内すると言い出した。「わたしはベテランの案内係なんですよぅ」だって。あんまり熱いから夢でもみたんだ。きっと…、たぶん…、でも…。寛太んちの家電がまき起こすおかしなできごと。冷蔵庫に「牛」が、洗濯機に「海」がいた…!
著者情報
小川英子
1950年新潟県生まれ。「雲の子水の子」(フェリシモ出版)でフェリシモ童話大賞優秀賞、「ピアニャン」(講談社)で講談社児童文学新人賞受賞。作品に「山ばあばと影オオカミ」(新日本出版社)、「けむり馬に乗って」(叢文社)他。日本児童文学者協会会員。「天気輪」同人。

あけちゃダメ!
定価1,540円
(本体1,400円)
2012年2月
奈知未佐子
東京都生まれ。漫画家。「越後屋小判」(小学館)で日本漫画家協会賞受賞。作品に「一日の最後に読みたい本。」「妖精のネジ」(いずれも小学館)、さし絵の仕事に「山ばあばと影オオカミ」(新日本出版社)他。「月刊フラワーズ」(小学館)にショートストーリーを連載。

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2012年2月