
小学生の頃1500種もの植物の名前を覚えたという一前宣正さん。大学で除草剤の研究をしていたが、黄砂を抑えようという日中共同研究プロジェクトのメンバーに。中国北西部に広がる黄土高原は砂漠化がすすみ、日本にまで飛来する黄砂を発生させていた。土地の保水力を高めるため、プロジェクトの粘り強い試みが始まる――。
著者情報
高橋秀雄
1948年栃木県生まれ。『やぶ坂に吹く風』(2008年、小峰書店)で日本児童文学者協会賞受賞。作品に『やぶ坂からの出発』(2009年、小峰書店)、『地をはう風のように』(2011年、福音館書店)、『わたしたちうんこ友だち?』(2012年)『空に咲く戦争の花火』(2015年、以上今人舎)、『ぼくの家はゴミ屋敷!?』(2005年、新日本出版社)他多数。日本児童文学者協会会員。全国同人誌連絡会「季節風」同人。

黄砂にいどむ 緑の高原をめざして
定価1,540円
(本体1,400円)
2016年2月