
しゃべるイルカがいるのを知っていますか。その実現には、イルカと話す方法を25年も研究してきた人がいるのです。だれも研究していなかった夢の研究に挑み、切り開いてきた研究者の歩みを紹介します。イルカはそもそもどういう生き物か、どれくらい賢いのかなど、一つ一つ確かめる姿は、夢を実現する道しるべにもなります。
著者情報
村山司
1960年、山形県生まれ。農学博士。東京大学大学院博士課程修了。水産庁(現・水産総合研究センター)水産工学研究所、東京大学を経て、現在、東海大学海洋学部教授。主に飼育下のイルカを対象にして、視覚能力や認知機能の解明に取り組んでいる。主な著書に『イルカの不思議』(2015年、誠文堂新光社)、『ナックの声が聞きたくて!』(2014年、講談社)、『海に還った哺乳類 イルカのふしぎ』(2013年、講談社ブルーバックス)、『イルカの認知科学』(2012年、東海大学出版会)、『イルカ』(2009年、中央公論新社)、『鯨類学』(2008年、東海大学出版会)などがある。

イルカと話したい
定価1,650円
(本体1,500円)
2016年9月