
いま月は、人類が太陽系へフロンティアをひろげるための宇宙港として、注目を集めはじめています。そんな「熱い」月を大解剖。近年の月探査によってわかって来た、最新の月科学を紹介し、人類と月の新しい関わり方をしめします。子どもたちの宇宙開発未来図を月へ、太陽系へと広げ、将来の宇宙への関心を大きく伸ばします。
著者情報
佐伯和人
1967年、愛媛県生まれ。博士(理学)。東京大学大学院理学系研究科鉱物学教室で博士取得。専門は惑星地質学、鉱物学。ブレイズ・パスカル大学(フランス)、秋田大学を経て、現在、大阪大学理学研究科宇宙地球科学専攻准教授。JAXA月探査「かぐや」プロジェクトの地形地質カメラグループ共同研究員、月探査SELENE-2計画着陸地点検討会の主査を務めた(計画は中止)。現在も月探査計画SLIMなど、複数の将来月探査プロジェクトの立案に参加している。著書に『世界はなぜ月をめざすのか』(2014年、講談社ブルーバックス)がある。

月はぼくらの宇宙港
定価1,650円
(本体1,500円)
2016年10月