
いつもオンドリの声で起きていたラーマ―。かあさんのつくる朝ごはん、弟や友だちと野原であそんだ。戦争が始まると食べ物がなくなり、鳥は歌うのをやめた。家族は決心する。爆弾の落ちてこないどこかへ、何もかもすてて……。ラーマ―たちの未来は? 無表情なはずの石で描かれた絵が、豊かに語りかけてくる絵本です。
著者情報
マーグリート・ルアーズ
オランダ生まれ。カナダ在住。児童文学作家。受賞多数。カナダのサイモン・フレーザー大学で教育学修士号を取得。

石たちの声がきこえる
定価1,650円
(本体1,500円)
2018年8月
ニザール・アリー・バドル
シリアのラタキアに生まれ、今も暮らす。アーティスト。

石たちの声がきこえる
定価1,650円
(本体1,500円)
2018年8月
前田君江
1972年長野県生まれ。ペルシア語翻訳者・東京大学教養学部非常勤講師。翻訳絵本に『イードのおくりもの』(光村教育図書)、『ラマダンのお月さま』(解放出版社)、共訳・共著書に『現代イラン詩集』(土曜美術社出版販売)、『イランを知るための65章』(明石書店)。

石たちの声がきこえる
定価1,650円
(本体1,500円)
2018年8月