
わたしたち人間は、生き物の命を食べて生きている――
ジャージー牛のサンちゃん
佐和みずえ=作
ここは牛の放牧場・宝牧舎。七十頭の牛がいます。一頭の子牛が近づいてきました。ジャージー牛のサンちゃんです。オスだったため、生まれてすぐに処分される運命にあったのですが、宝牧舎に引き取られました。「いずれ食肉になる牛たちですが、生きている間は幸せでいてほしい」――オーナー・竜馬さんの願いです。
目次や構成
著者情報
佐和みずえ
愛媛県生まれの一卵性双生児。それぞれ愛媛県と大分県に在住。講談社の少女漫画誌で原作者としてデビュー後、執筆活動に入る。ノンフィクションの著作に、『チョコレート物語――一粒のおくり物を伝えた男』(2018年、くもん出版)、『山の子テンちゃん――空から落ちてきた小さないのち』(2018年、汐文社)、『すくすく育て、子ダヌキポンタ――小さな命が教えてくれたこと』(2017年、学研)、『走る動物病院』(2013年、汐文社)などがある。

ジャージー牛のサンちゃん
定価1,540円
(本体1,400円)
2024年10月