
天皇制の暗黒支配に抗し,主権在民と平和,勤労人民の利益擁護と国際連帯の旗を高くかかげて誕生した,日本共産党の中央機関紙「赤旗」(せっき)は,日本の近・現代の歴史に輝かしい伝統を刻んできた。警察国家の実態,労働・農民運動,反戦・平和のたたかい,理論,文化分野の闘争など,戦前の階級闘争を克明に記し,侵略戦争のさなかに人民の良心の灯としての役割を果たしてきた日本共産党の不屈のあゆみを現在に生きいきと伝える。現代史解明の貴重な資料であると同時に,今,ふたたび軍備拡大への道をつきすすんでいる日本の将来を考えるうえでの生きた資料でもある。