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火星と人類

島崎達夫=著

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
1999年1月
ISBNコード
978-4-406-02631-4
仕様
0044/ A5判/ 222P
タグ
自然    自然科学一般   
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太古より「宇宙人の星」とされてきた火星――注目の惑星の生命探査,資源開発,人類の定住シナリオまでを興味深く描く。NASAで活躍してきた著者が火星と人類のかかわり,探査の歩みと最新の現状,今後の計画を多数の写真とともに紹介。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 一  文芸復興以前
    1. 古代人の見た火星 ―なぜ火星は古代人の注意を引いたのか?
    2. エジプトにおける天体観測の発達
    3. カルデアの占星術師たちと火星
    4. ギリシャの天文学 ―アリストテレスの天動説
    5. 中世における宗教的偏見
  • 二  近世における望遠鏡による火星の観測
    1. コペルニクスの地動説と火星の逆行運動
    2. チコ・ブラエの観測とケプラーの理論
      ―火星運動の観測が惑星の楕円軌道発見に果たした役割
    3. 望遠鏡の発明とガリレオの観測
    4. ニュートンの天体力学
    5. 望遠鏡による火星観測の問題点
    6. 火星の地図と地名
  • 三  運河論争と空想科学小説
    1. スキアパレリと火星の運河
    2. ローウェルの火星天文台
    3. 空想科学小説と火星人 ―2人のウェルズ
    4. 地球からの訪問者 ―ジョン・カーターと火星の王妃
    5. 空想科学小説から科学未来小説へ
  • 四  宇宙船以前の火星に関する科学的知識
    1. 太陽系のなかの火星
    2. 地球から見た火星 ―十数年ごとにある火星の大接近
    3. 火星の夏と冬 ―火星にも四季がある
    4. 表面の模様 ―暗黒部や極冠の季節変化
    5. 気圧と気温 ―火星の大気
    6. 白雲と黄雲 ―火星の砂嵐
  • 五  宇宙船による火星の観測
    1. ロケットの歴史
    2. 米ソの宇宙開発競争
    3. どのようにして火星に行くのか
    4. マリナー4号、6号、7号火星の近傍を通過
    5. マリナー9号火星を回る軌道船となる
    6. バイキング宇宙船、火星に着陸す
  • 六  宇宙船の観測により明らかにされた新事実と問題点
    1. 火星の表面 ―地形と土壌
    2. 火星の大気と気象
    3. 火星の過去 ―水の問題
    4. 火星の内部
    5. 生命の問題 ―南極で発見された火星の石
    6. 火星の月
  • 七  新しい火星探査と将来計画
    1. なぜ火星に行くのか
    2. バイキング以後
    3. 「火星直接飛行」計画
    4. マルス・パスファインダーの成果
    5. マルス・サーベイヤーの任務
    6. 将来計画 ―グローバル・サーベイヤーと有人火星飛行
  • おわりに(火星の地球化と人類の移住)
  • 索引

著者情報

島崎達夫

火星と人類

火星と人類

定価2,090円
(本体1,900円)

1999年1月