
ミミズに魅せられて半世紀
中村方子=著
定価1,980円(本体1,800円)
- 出版年月
- 2001年9月
- ISBNコード
- 978-4-406-02836-3
- 仕様
- 0040/ 四六判上製/ 166P
- タグ
- 芸術・生活 記録・回想・エッセイ
- 在庫状況
- 現在在庫僅少となっています。
荒れ地を変え,土壌をつくるミミズの役割を論じたダーウィンの著書にふれ,ミミズ博士になった女性科学者の半生。戦火を生きぬき平和を願い,枯葉剤を是認する研究を拒否,女性差別に屈せず自ら研究環境を整え,世界を駆け巡る日々を綴る。
目次や構成
[目次]
プロローグ
はじめに
- ギアナ高地にミミズはいるのか?
「失われた大陸」の世界
ギアナ高地を訪ねて
ギアナ高地のミミズについて
- 私の生い立ち
生い立ち
少女時代
- 自然科学研究を一生の職業として
私が選択した自然科学研究とは
人間として許せない出来事
ミミズの研究に復帰して
ミミズ研究と生命科学の講義と
- 初期の研究生活
生き物の生活
職業としての研究と教育
- 世界のミミズ研究をめぐる状況
- 私の博士論文
ミミズに魅せられながらもなぜかコガネムシを
どんな研究内容か
- 大学に勤務する女性教員の仕事と出産・育児
妻として母として
大学教員の出産をめぐる状況
大学教員の育児をめぐる状況
小学生の子どもの放課後
驚いたある経験
外国で知り合った女性たちの育児は?
- 女性が仕事を続けるために
身にふりかかった差別と偏見
女性が社会的に公平に参加しうるために
ある成果が得られた過程
所属学部に女子学生給付奨学金制度を設置
- 三種の落葉樹の落ち葉の消失過程の研究
なぜ落ち葉消失の研究なのか
研究の目的と方法
- ミミズ研究をできなかった日々の研究
クリタマバチと天敵の研究
国際生物学事業計画にかかわる研究
その他の研究
国際的研究方法検討会議への出席
- ミミズの研究にポーランドに出発
なぜポーランドでミミズの研究?
羽田からワルシャワまで
ワルシャワにて
ミミズの研究の日々
人生のリフレッシュの大切さ
- 経済学部に転職して
生命科学の講義とは
新たな環境でのミミズの研究
田子ノ浦のPCB汚染浚渫土埋め立て地での調査・研究
多摩地区の自然を知ること
- ハワイ、パプア・ニューギニア、ガラパゴス、オーストラリアなどでの研究
ハワイ諸島にて
ハワイ諸島のミミズ
パプア・ニューギニアでの研究
はじめてのガラパゴス
オーストラリアの大学で
- 小笠原諸島での調査
- ガラパゴス諸島への再度、再々度の訪問
ガラパゴス諸島での研究
- さらにミミズとともに
あとがきに代えて
著者情報
中村方子

ミミズに魅せられて半世紀
定価1,980円
(本体1,800円)
2001年9月