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強まる改憲への論点を徹底検証し、憲法が生きる21世紀を展望する

憲法問題の焦点 ―現代改憲論の検証―

憲法会議=編

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2002年3月
ISBNコード
978-4-406-02872-1
仕様
0031/ 四六判/ 189P
タグ
社会    政治・法律   
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2000年1月に設置された憲法調査会。そこで展開されている議論の中心点は何か。新しい改憲論を徹底検証し,21世紀に輝く日本国憲法の意義を明らかにする。憲法と現実のへだたりを広げる小泉政治の責任を追及し,憲法擁護の大運動を訴える。

目次や構成

[ 目次]

  • はじめに
  • Ⅰ  21世紀の日本の進路と憲法をめぐる攻防  川村俊夫
    • はじめに ―歴史の本流と逆流と
    • 1 テロへの対応と世界の平和秩序
    • 2 アメリカの世界戦略と憲法改悪
    • 3 憲法調査会は何を「調査」してきたか
    • 4 戦後の改憲の動きはどのように展開されてきたか
  • Ⅱ  今日の改憲論を検証する
    • 1  平和主義をめぐる議論の過去・現在・未来  小沢隆一
      • はじめに
      • 1 憲法九条はどう論じられてきたか
      • 2 1990年代以降の議論
      • 3 最近の九条改憲論と平和主義の未来
    • 2  「改憲」論と人権  倉持孝司・倉持原志
      • 1 あらためて確認したい日本国憲法の人権条項の画期性
      • 2 日本国憲法が規定する人権の種類
      • 3 「改憲」論は人権条項をどう変えようというのか
      • 4 人権の現状はどうなっているのか
    • 補論  首相公選で政治は国民のものになるのか  奥野恒久
      •  はじめに
      • 1 首相公選制をめぐる動き
      • 2 さまざまな首相公選論
      • 3 首相公選論登場の背景
      • 4 憲法学の応答
      •  おわりに
  • Ⅲ  日本国憲法の先導性と現実政治のへだたり  小林 武
    • 1  世界史のなかの日本国憲法―その先駆けの役割
      • 1 「九・一一」後の事態のなかで考える
      • 2 世界憲法史を一歩進めた日本国憲法
    • 2  憲法からのへだたりをもたらした政治―憲法が「古くなった」のか?
      • 1 政権の政治的必要に合わせた憲法「解釈」
      • 2 違憲の政治と協働してきた最高裁判所
    • 3  憲法で生きる二一世紀を―むすびとして
      • 1 憲法の奔流とのせめぎ合いの局面
      • 2 国民が支える日本国憲法の歴史進歩の力

著者情報

憲法会議

憲法問題の焦点

憲法問題の焦点 ―現代改憲論の検証―

定価1,760円
(本体1,600円)

2002年3月