
“愛されたい”−心の奥の素直な気持ちに向き合ってみませんか
「心の傷」を見つめて ―女性精神科医のレポート―
上村順子=著
定価1,650円(本体1,500円)
- 出版年月
- 2002年4月
- ISBNコード
- 978-4-406-02875-2
- 仕様
- 0036/ 小B6判上製/ 163P
- タグ
- 芸術・生活 生活・健康・女性・青年
深刻化する児童虐待や家庭内暴力,思春期の拒食・過食症や対人恐怖症……。現代社会の生みだす心の病の治療にかかわってきた著者がつづる“心の傷”の癒し方。奥底にひそむ「傷」を見つめ,素直な気持ちと向き合うための現代人必読の書。
目次や構成
[目次]
- まえがき
- 「心の傷」を見つめて
- 1 家庭という「収容所」のなかで
- 傷つきやすい人たち
- 「強制小収容所」
- サバイバー
- 自分は誰?
- 親の問題、子どもの問題
- 2 「心の傷」=トラウマ
- 虐待にからむ問題
- 学校で、家庭で
- 3 思春期と家族の病理
- 問われる夫婦のコミュニケーション
- アルコール依存症から広がる家族の病理
- 「コントロール」型家族
- 親の囲いから出るとき
- 4 現代社会が生み出す怒りと暴力
- 怒りとのつきあい方
- 暴力の氾濫
- 家庭内暴力について
- 5 心の傷の癒し方
- 心の傷の後遺症
- 複雑性PTSD
- 虐待によって受ける傷
- 失ったものを埋める
- 自分と向きあう
- カーテンをめくるようにゆっくりと
- 必ず変わっていける
- 1 家庭という「収容所」のなかで
- 人と自分との境界
- 1 他人との境界線について
- 自分と他人との違い
- 「ノー」と言うことの大切さ
- 2 親と子の境界線について
- 崩れた境界線
- 性の境界
- 家族のコミュニケーション
- 無関心から生み出される不安
- 子どもの力を奪う親
- 3 家族とは何か
- 現代家族の密室性
- 大人の世界と子どもの世界
- 「家族幻想」から目覚める
- 1 他人との境界線について
- 思春期の摂食障害
- 過食症の症状
- 体にあたえる影響
- なぜ痩せたいのか?
- 周りからのコントロール
- 母と娘の関係
- 子どもにもどる
- 無条件に認めてほしい
- 親たちのつながり
- あとがき
著者情報
上村順子

「心の傷」を見つめて ―女性精神科医のレポート―
定価1,650円
(本体1,500円)
2002年4月