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歌人・文学者としての成長と開かれた社会への目、その軌跡を描く。

与謝野晶子とその時代 女性解放と歌人の人生

入江春行=著

定価2,310円(本体2,100円)

出版年月
2003年4月
ISBNコード
978-4-406-02998-8
仕様
0095/ 四六判上製/ 190P
タグ
芸術・生活    評論   
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歌集「みだれ髪」で歌壇に登場し,鉄幹との恋愛,性愛タブーへの挑戦,「君死にたまふことなかれ」の論争など,今なお読み継がれる晶子。教育や社会問題まで多面的に発言した晶子が生きた時代背景,女性解放運動との関わりをめぐる評伝。

目次や構成

[目次]

  • はじめに
  • 第一章  歌人・与謝野晶子の誕生
    • 自覚的人生のはじまり
    • 歌を一般民衆のために解放
    • 鉄幹、流浪の青春時代
  • 第二章  『みだれ髪』の衝撃
    • 「明星派歌人」への出発
    • 晶子と山川登美子
    • 鉄幹、流浪の青春時代"ますらおぶり"から"たおやめぶり"へ
    • 性愛タブーへの挑戦
  • 第三章  「君しにたまふことなかれ」と日露戦争
    • 「君しにたまふことなかれ」の発表
    • どちらが真の愛国者か
    • 日本女子大「『恋衣』事件」
    • 日露戦争後の評論活動
    • 石川啄木の確かな目
  • 第四章  「山の動く日来る」のよびかけ
    • 平塚らいてうとのかかわり
    • 「母性保護論争」の発端
    • 晶子の国家観
    • 「大逆事件」と晶子
  • 第五章  欧州外遊と大正デモクラシー
    • 鉄幹の欧州外遊
    • 晶子のヨーロッパ女性観察
    • 晶子の教育政策論
    • シベリア出兵に反対
    • 宮本百合子の晶子論
    • 米騒動おこる
  • 第六章  晶子の教育理念、作家との交流
    • 文化学院の愛と自由の教育
    • 森鴎外の死去
    • 晶子、百合子の初期作品を論評
    • 関東大震災
    • 新婦人教会の創立と女性の社会参加
    • 多岐にわたる大正期の評論活動
  • 第七章  日中戦争の嵐の中で
    • 鉄幹・晶子、中国東北部からモンゴルへ
    • 衰えぬ晶子の筆鋒
    • 発言に微妙な変化
    • 『新新訳源氏物語』完結
    • 歌壇にもファシズムの嵐
  • あとがき
  • 人名索引

著者情報

入江春行

与謝野晶子とその時代

与謝野晶子とその時代 女性解放と歌人の人生

定価2,310円
(本体2,100円)

2003年4月