
日本共産党が,世界平和の問題でも,社会保障・雇用失業など国政でも,グローバル化や市場経済など理論分野でも,社会変革の道筋を切り開く力は,どこから生まれてくるか。戦前のたたかいもふりかえりつつ,その歴史と値打ちを縦横に語る。
目次や構成
[目次]
- まえがき
- Ⅰ
- 新しい世紀に日本共産党の値打ちを語る
- ・世界政治と日本共産党の値打ち
- ・日本の政治と日本共産党の位置
- ・今日の政党状況と日本共産党
- ・選挙での躍進をめざして
- 『日本共産党の八十年』を語る―その魅力と特徴について―
- ・大きな基調と特徴―歴史の流れのなかで党の値打ちをいきいきと
- ・あらたに解明されたり、強調されたこと
- ・党の歴史的役割や値打ちを楽しく、深く学ぼう
- ・『日本共産党の八十年』を大いに学び、党を語る力にしよう
- 不破哲三氏の「資本論三部作」を読む
- 一、理論と歴史の発展のなかで読む―『エンゲルスと「資本論」』
- 二、"レーニン自身の歴史のなかで読む"―『レーニンと「資本論」』
- 三、再生産論と恐慌―『マルクスと「資本論」』
- 新しい世紀に日本共産党の値打ちを語る
- Ⅱ
- 野呂栄太郎の不屈の生涯に学ぶ
- 一、不屈の生涯から学んだもの
- 二、野呂はその時代をどう生きたか
- 三、野呂栄太郎と日本共産党
- 新しい世紀に多喜二を読む
- 一、歴史の本流のなかで―小林多喜二の生涯と文学
- 二、多喜二の文学と「科学の目」
- 山本宣治のこころざしと現代
- 一、山宣がめざしたもの―戦争のない平和な世界の探求
- 二、治安維持法、侵略戦争に反対して―代議士としての山宣
- 三、二十世紀から二十一世紀―山宣から引き継ぐもの
- 野呂栄太郎の不屈の生涯に学ぶ
- 初出一覧
著者情報
山口富男
1954年静岡県生まれ。日本共産党社会科学研究所所長。 著書に、『今、「資本論」をともに読む』(2023年、共著、新日本出版社)、『マルクス「資本論」のすすめ─「新版」で読む』(2021年、学習の友社)、『変革の時代と「資本論」─マルクスのすすめ』(2017年、共著、新日本出版社)、『「古典教室」全3巻を語る』(2014年、共著、新日本出版社)、『守ろう9条・生かそう25条』(2005年、東京民医連)、『21世紀と日本国憲法』(2004年、光陽出版社)、『新しい世紀に日本共産党を語る』(2003年、新日本出版社)、『変革の時代と傍観者の論理』(1994年、共著、新日本出版社)、『ネオ・マルクス主義―研究と批判』(1989年、共著、新日本出版社)、『大学生講座・生活術』(1985年、共著、大月書店)、他。

新しい世紀に日本共産党を語る
定価1,650円
(本体1,500円)
2003年7月