
「オレが偽造領収書をつくれば仕事。一般の人がやれば犯罪」。北海道警で発覚した警察の裏金づくり。それは、警察庁をふくめ全国の警察で組織的に行なわれていた。日本共産党道議団に届けられた一通の内部資料から明るみに出た底知れぬ警察の不正経理疑惑を、緻密な取材と元警察官の証言など動かぬ事実で追いつめたドキュメント
目次や構成
[目次]
- はじめに―警察改革のチャンス
- 1 警視庁の裏金づくりのシステム
- 元警視庁主任が語る
- 2 疑惑は北海道警から始まった
- 3 九州へ飛び火
- 福岡県警の疑惑
- 4 裏金づくりは組織的だった
- 熊本・愛知県警の疑惑
- 5 全国に広がる波紋
- 静岡・山形県警の疑惑
- 6 警備公安警察の裏金
- 島根県警文書
- 7 世論が警察を追いつめた
- おわりに―追求はやまず
- <資料>
- 原田宏二氏文書
- 斎藤邦雄氏文書
- 現職警官の申立書
著者情報
しんぶん赤旗取材班

裏金 警察の犯罪
定価1,430円
(本体1,300円)
2004年8月