真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社真実に好奇心、未来を見つめる 新日本出版社

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近未来の科学・技術を最前線からやさしく解説

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

八瀬清志=著 長井寿=著 矢野智昭=著 平田豊=著 宮本宏=著 松宮煇=著 佐藤康雄=著 松本栄次=著 的川泰宣=著

定価1,980円(本体1,800円)

出版年月
2004年10月
ISBNコード
978-4-406-03115-8
仕様
0040/ A5判並製/ 179P
タグ
自然    自然科学一般   
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有機エレクトロニクス、超鉄鋼、ロボット、遺伝子組み換え、ポストゲノム、風力エネルギー、気候変化、熱帯林保全、宇宙開発――実生活や産業とのかかわりも深く、ホットな話題を提供している研究の数々。その到達点と役割を、最前線の専門家が市民向けに語ります。人類の知性の可能性、科学と社会の関係も考えさせる一冊。

目次や構成

[目次]

  • 刊行によせて――応用・開発をめざす基礎研究の現場から・・・・・池内 了
  • 有機エレクトロニクスの新世紀

    ―――次世代ディスプレイとしての有機EL・・・・・ハ瀬清志

    1. いまなぜ有機エレクトロニクスか
    2. 有機半導体はどういうところがすぐれているか
    3. 有機ELの特徴とそれを生かした開発
    4. 有機太陽電池で新しい使い道が開ける
    5. 外の光を吸ってより明るく光る素子=明順応発光素子
  • 近未来の鉄鋼材料に挑む

    ―――リサイクル鉄を強度・寿命2倍の超鉄鋼に変える・・・・・長井 寿

    1. 21世紀、鉄はどうなるか
    2. スクラップ鉄をどうリサイクルするか
    3. 強度2倍、寿命2倍の超鉄鋼の開発
    4. "使える"革新的な素材を生み出すために
    5. 「ものつくりリンク」で実用化の探求
    6. 日本やアジアの実情にあった鉄鋼づくり
  • ロボットの新たな可能性

    ―――ロボットを支える日本の基礎研究・・・・・矢野智昭

    1. 研究が始まったのは比較的最近のこと
    2. 日本の研究は「百花繚乱」の状態
    3. ロボットを支えている基礎研究
    4. 知能システム技術の今後
  • 遺伝子組み換えは育種にどう位置づけられるか・・・・・平田 豊
    1. 生物と人間はどう関わってきたか
    2. 育種学とはどういう学問・技術か
    3. 育種の技術として遺伝子組み換えをどうみるか
    4. 多国籍企業の実用化の方向・進め方に問題がある
  • ポストゲノム時代の生命科学の展開

    ―――基礎研究から応用・実用化まで・・・・・宮本 宏

    1. ゲノムとは
    2. ゲノムの構造がわかっても生命のしくみがわかったわけではない
    3. 生命のしくみをさまざまに解き明かす―ポストゲノム時代の重要課題
    4. 生物物理がポストゲノム時代の生命研究に果たしている役割
    5. 基礎から応用・実用化へ――産業技術総合研究所での研究の紹介
    6. 個人の遺伝子情報の取り扱いと国民的討論
  • ここまできた日本の風力発電

    ―――日本の風土にあった開発をどう進めるか・・・・・松宮ひかる

    1. 風力に何を求めるのか
    2. 世界的に風力エネルギーはどう位置づけられているか
    3. 急速に成長している世界の風力発電の現状
    4. 日本の到達点
    5. 奥深い風力技術――風力に挑んだ25年
  • 地球温暖化で日本の気候はどう変わるか

    ―――コンピュータによる長期的な気候変化予測・・・・・佐藤康雄

    1. 地球表面の温度はどう決まるか
    2. 地球温暖化は歴史的にどのように認識されてきたか
    3. 過去から現在までの観測データ ――温室効果ガスの濃度と地上気温
    4. 今後の排出量についてのIPCCのシナリオ
    5. 将来の地球の気候をどのように予測するか
    6. 日本の気候の変化はどう予測されるか
  • アマゾン熱帯林の保全と開発

    ―――地理学の視点から考える・・・・・松本栄次

    1. 世界における熱帯林破壊とその要因
    2. アマゾニア森林の多様性と生態学的な特徴
    3. さまざまな要因による消失過程
    4. 大西洋岸森林の環境と開発
    5. ブラジルにおける二大森林保全への努力
  • 私たちはなぜ宇宙をめざすのか・・・・・的川泰宣
    1. あの頃――ロケット野郎たちの日々
    2. 試練に立つ日本の宇宙開発
    3. 世界の宇宙開発の転機
    4. 人類はなぜ宇宙へ行くのか
    5. 宇宙科学とともに見る夢
    6. 時代と命のリレー
    7. 21世紀を迎えた日本で

著者情報

八瀬清志

産総研光技術研究部門副研究部門長

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

長井寿

物質・材料研究機構超鉄鋼研究センター長

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

矢野智昭

産総研知能システム研究部門主任研究員

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

平田豊

東京農工大大学院農学研究科

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

宮本宏

産総研評価部首席評価役、産学官連携コーディネータ

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

松宮煇

産総研エネルギー利用研究部門主任研究員

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

佐藤康雄

気象研客員研究員、前環境・応用気象研究部長

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

松本栄次

前筑波大地球科学系教授

技術と自然の未来を探る

技術と自然の未来を探る ナノテクから宇宙まで

定価1,980円
(本体1,800円)

2004年10月

的川泰宣

1942年(昭和17年)広島県呉市生まれ。1965年(昭和40年)東京大学工学部宇宙工学コース卒業。1970年(昭和45年)東京大学大学院博士課程修了。東京大学宇宙航空研究所をへて、文部科学省宇宙科学研究所、鹿児島宇宙空間観測所所長、対外協力室教授。現在、宇宙航空研究開発機構 執行役、宇宙科学研究所 対外協力室長・教授。工学博士日本宇宙少年団理事。