
歩くと、忘れかけていた自分が見えてくる──
お寺散歩 もう一度あのお寺に行こう
沢野ひとし=著
定価1,760円(本体1,600円)
- 出版年月
- 2005年1月
- ISBNコード
- 978-4-406-03130-1
- 仕様
- 0095/ A5判変型上製/ 134P
- タグ
- 芸術・生活 記録・回想・エッセイ
サワノ画伯もついに還暦。ときには修験者のように、またあるときは妻とともにフルムーン気分で、古寺を求め東奔西走。何百年もの使用に耐える古建築に感銘を受け、また家族を思い、自らの行いを振り返る。「しんぶん赤旗」連載に書き下ろしを加えたガイドブックには出ていない寺院案内です。
目次や構成
[目次]
- お寺を歩く
- 東京東村山・正福寺―天に向かい、のけ反る屋根の力強さ
- 神奈川県藤沢市・遊行寺―時計が止まり、ひと息つける
- 東京上野・寛永寺―よみがえる高校生の頃
- 福井県小浜市・明通寺―あらためて感ずる煩悩具足の自分
- 東京都大田区・本門寺―春の淡い陽浴びる裸の銅像
- 京都・東寺(教王護国寺)―工匠の技、息づかいまでも
- 長野県上田市・安楽寺―湯の町。桜に、八角三重塔
- 神奈川県鎌倉市・円覚寺―ハイキング気分の古寺めぐり
- 東京・東中野の寺町通り―海に消える母、不思議なあの夢
- 京都・建仁寺―雨にぬれる枝垂れ桜と軒丸瓦
- 埼玉県川越市・喜多院―五百羅漢に江戸の文化感じて
- 奈良・聖徳宗総本山 法隆寺―古建築の宝庫を支えてきたものは
- 奈良県天理市・内山永久寺―寺院が、仏像が壊された時代
- 東京都調布市・深大寺―桜散った、遠い青春の日
- 東京・高尾山薬王院―自然や森、お寺守った修験者
- 名古屋市・興正寺―思い出に仰ぎ見る五重塔
- 福島県会津柳津・円蔵寺―寺院巡りと山歩き
- 沖縄県金武町・金武観音寺―沖縄の空あおぎ涙する娘
- 福井県小浜市・妙楽寺―黄金に輝く千手観音菩薩
- 奈良市・興福寺―阿修羅像に娘の姿かさね
- 長野県小県郡・大法寺―何度も振り返る「見返りの塔」
- 高知市・竹林寺―朱も鮮やか、南国唯一の五重塔
- 東京・築地本願寺―伊東忠太が設計したインド風建物
- 東京都中野区・新井薬師梅照院―名水で目を洗ってくれた母
- 時を超えて
- 藤沢市片瀬・龍口寺―青春の門
- 鎌倉市・光明寺―アカデミックな街、鎌倉散策
- 京都・南禅寺 大津・三井寺―明治時代の水路がつなぐ名刹
- 京都・方広寺―場所を変え生き続ける大仏殿
- 奈良・東大寺七重塔―幻の塔を求め、真夏の一日
- チベット―聖地ムクチナートへの旅
- あとがき
著者情報
沢野ひとし

お寺散歩 もう一度あのお寺に行こう
定価1,760円
(本体1,600円)
2005年1月