
米倉さんの文章は、生きて舞台で演じてる!(住井すゑさん談)
いま、普通に生きる
米倉斉加年=著
定価1,760円(本体1,600円)
- 出版年月
- 2006年4月
- ISBNコード
- 978-4-406-03260-5
- 仕様
- 0095/ 四六判上製/ 187P
- タグ
- 芸術・生活 記録・回想・エッセイ
- 在庫状況
- 現在在庫品切れとなっています。
小一の担任が話した「耳なし芳一」。なんとも恐ろしかったこの昔咄(むかしばなし)で、先生は何を言おうとしたのか? 「生きよ生きよ、生き続けよ」との悲痛な叫びではなかったか。敗戦直前、ひもじさのなかで弟を失った著者が問い続けてきたものを珠玉のエッセイとして紡ぎ出す。作家・住井すゑさん、共産党書記局長・市田忠義さんとの対談も収録。
目次や構成
〔目次〕
- 青春の始まりは人生の始まり
- フロアと舞台の間
- わかりいい言葉
- わらべうた
- あまりにも心情的な夢二論
- 山田洋次さんとチェーホフ
- 沖縄よ
- <宇野重吉一座>の民話劇
- 燕よお前はなぜ来ないのだ・・・
- 小説を書いて多喜二は殺された
- 日本の歴史を外から見る視点を(住井すゑ対談)
- 不正とたたかう政治と愛情は表裏(市田忠義対談)
- あとがき
著者情報
米倉斉加年
1934年福岡市生まれ。俳優・演出家・絵本作家・絵師。1957年 劇団民藝水品演劇研究所入所。2000年 劇団民藝退団。フリー。主な受賞 1967年 第1回紀伊國屋演劇賞。1976、77年 ボローニャ国際児童図書展グラフィック大賞 連続受賞。1981年 日本アカデミー助演男優賞など多数。主な著書 絵本:『多毛留』(偕成社、1976年)『人魚物語』(角川書店、1977年)『おとなになれなかった弟たちに…』(偕成社、1983年)『憂気世絵草紙』(大和書房、1978年)『道化口上』(影書房、1985年)『演ずるとは』(旬 報社、1997年)など多数。

いま、普通に生きる
定価1,760円
(本体1,600円)
2006年4月