
「うつ」になりやすい思考のクセとは?
本人と家族のための「うつ」の本
野末浩之=著
定価1,760円(本体1,600円)
- 出版年月
- 2006年5月
- ISBNコード
- 978-4-406-03292-6
- 仕様
- 0036/ 小B6判上製/ 190P
- タグ
- 芸術・生活 生活・健康・女性・青年
「うつは心のかぜ」と言われますが、患者本人、家族など、その立場によりイメージが違い、当事者には物事の受け止め方に特有のクセ(認知のかたより)があります。本書は、この思考のクセと治療法(認知療法)を平易に説明し、「おかしい」と気づいた時、家族、職場ではどう対応するかについても分かりやすく紹介します。
目次や構成
〔目次〕
- はじめに
- 第一章 社会活動家の「うつ」体験
- みえこさんの手記
- さだおさんの話
- 第二章 さまざまな「うつ」を知ろう
- うつ病の治療の大切さ
- 「うつ」とは
- a 「大うつ病」の話
- b 気分変調症
- c 過労によるうつ病
- d 躁うつ病(双極性障害)
- e 適応障害とうつ状態
- f パーソナリティ障害とうつ状態
- g 認知症とうつ状態
- h 統合失調症とうつ状態
- i アルコール依存症とうつ状態
- j うつ病とアルコールの関係
- k 更年期・初老期とうつ病
- 第三章 「うつ」を治療する
- 治療の主体は薬物治療、でも基礎はカウンセリング
- うつ病診療の原則と薬物療法
- 精神療法とは
- 第四章 「うつ」になりやすい思考のくせ
- 脆弱性という考え方
- 対処技能として「認知のクセ」を知る
- 社会活動家が持ちやすい「認知のクセ」
- 認知・信念のかたよりとの付き合い方
- 第五章 本人、家族、職場は「うつ」とどう付き合うか
- 職場での"不調サイン"への早期対応
- うつ病をもつ仲間の職場復帰に際して
- 家族はどう対応すればよいか
- 参考文献
- あとがき
著者情報
野末浩之
横浜勤労者福祉協会・汐田ヘルスクリニック所長

本人と家族のための「うつ」の本
定価1,760円
(本体1,600円)
2006年5月