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韓国の人々の感動から発見したもの

「銃口」が架けた日韓の橋

三浦光世=著 黄慈惠(ファン・チャヘ)=著

定価1,760円(本体1,600円)

出版年月
2006年10月
ISBNコード
978-4-406-03322-0
仕様
0095/ 四六判並製/ 190P
タグ
社会    国際問題   
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大きな反響を呼んだ青年劇場の『銃口』(三浦綾子原作)韓国公演。観客が舞台と重ねた韓国の現実、共感しあえた人間の良心と苦悩とは何か。三浦光世氏の書き下ろし同行記を始め、教育、文化、人権・民主主義の韓国各分野の第一人者たちが『銃口』を鏡にして語る日韓の共有する課題と未来、新たな連帯の視点。

目次や構成

〔目次〕

  • まえがき
  • 1  『銃口』とともに韓国へ
          三浦光世
  • 2  もうひとつの『銃口』創作秘話
          三浦光世、ファン・チャヘ
    • 「タコ」を逃がしてあげた祖父
    • 「たとい朝鮮人でも同じ人間だ」
    • 兄の体験、熊谷主任の思い出
    • 綾子には朝鮮・韓国の人びとへの敬意が
    • 金俊昭のモデルの家族との出会い
    • 日本の非道を悲しみ、人を愛した綾子
    • 「主権在民」の姿勢を固く保って
  • 3  『銃口』の中に見る韓国の現実
          ホン・セファ、キム・ギュハン
    • 韓日"共通の運命"とは
    • 国家主義が個人を抑圧する
    • 韓国の良心、苦悩を再現
    • 両国民衆の連帯の可能性を見る
  • 4  「良心囚」は何を感じたのか
          ファン・デグオン、ナム・ギュソン
    • 良心囚の経験とそっくり
    • 韓国で"復活"した治安維持法
    • 竜太と共通する時代的な良心
    • 韓国社会の未来と平和へのメッセージ
  • 5  過去を通して今の生き方に迫る
          キム・ドンウォン、クオン・ヘヒョ
    • 観客の熱い反応、強い共感帯
    • 「お前は今どうだ?」と問われて
    • 自分が立っている位置の確認を
    • 世界に「銃口」はなくなっていない
  • 6  『銃口』が変えた"日本観"
          チェ・ヒョンサム、ヤン・ジョンヒョン、キム・ジョンミン、イ・アラ
    • 竜太に見る教師と人間の葛藤
    • 反日感情、敵対心を超えて
    • 戦争と平和について何を語るか
    • 歴史をまっすぐ見ることの重要性
    • 悩みと痛みが共通していた
  • 7  共感し合えた人間の良心と苦悩
          青年劇場座談会・・・大屋寿朗、重野恵、島田静仁、広戸聡、船津基、堀口始
    • なぜ韓国で『銃口』公演なのか
    • 国境を越えて感じる人間の辛さ、痛み
    • 拷問シーンでは客席から悲鳴が
    • 人間の良心のたたかいに嘘はありえない
    • 弾圧の歴史につながる地に立って
    • 新しい作品で韓国像を伝えたい
  • 資料 ― 舞台『銃口』を見ていない読者の方へ
  • 観劇の手引き(あらすじ)
  • あとがき

著者情報

三浦光世

 1924年東京に生まれる。三歳で家族とともに北海道に移住。1959年堀田綾子と結婚。1966年営林署を退職後、妻・綾子の執筆活動を支える。著書『三浦綾子創作秘話』ほか。

「銃口」が架けた日韓の橋

「銃口」が架けた日韓の橋

定価1,760円
(本体1,600円)

2006年10月

黄慈惠(ファン・チャヘ)

「銃口」が架けた日韓の橋

「銃口」が架けた日韓の橋

定価1,760円
(本体1,600円)

2006年10月