
いかにアメリカは、核兵器で世界を脅迫し続けてきたのか、広島・長崎に始まる核兵器を使った世界支配の戦略を分析。その危険性、抑止力のうそも明らかにして、いまだに核戦略に執着する為政者の愚を明らかにします。被爆者や科学者の運動にも学び「核兵器と人間は共存できない」と核兵器廃絶の緊急性、可能性に迫ります。
目次や構成
〔目次〕
- 「帝国と核兵器」日本語版へのまえがき ジョセフ・ガーソン
- 謝辞
- 序文 ウォルデン・ベロー
- 序章
- ロードマップ
- 自伝とノンフィクション
- 第1章 デッドリー・コネクション ―― 帝国と核兵器
- 帝国のハンマー
- 帝国とタブー
- 帝国ドクトリンの継続
- 核の無知の神話と核テロリズムの実際
- 抑止ではなくテロ
- 地政学的障害の克服
- 全面戦争と「悪」
- 第2章 最初の核のテロ ― 広島と長崎
- 起源と神話
- アジア帝国をめぐる競争
- 原爆投下の理由づけと選ばれなかった道
- 地政的戦略と核のテロ
- 戦略地政学的な野望
- 日本政府内の和平陣営
- ポツダム
- シグナルは送られている
- 長崎
- 降伏
- 第3章 核兵器と新世界秩序
― われわれの言うとおりに事は進む- 冷戦の終結
- 核脅迫と新世界秩序
- クリントンの「架け橋」
- 核ドクトリン
- クリントンと朝鮮
- クリントンと中国
- クリントンの中東核脅迫
- 第4章 「無情者のロマンス」 ― 零時七分前
- 新保守主義者(ネオコン)、現実主義者と彼らの野心
- 支配のドクトリン
- 核不拡散防止条約の破壊
- イラクへの核攻撃?
- 北朝鮮への威嚇
- 第5章 廃絶か絶滅か
- 現状の確認
- 軍備管理
- 核廃絶運動の再生
- 冷戦後の核兵器廃絶運動
- 廃絶二〇〇〇
- 本当の防壁
- 解説にかえて・・・・・・・・安斎育郎
著者情報
ジョセフ・ガーソン

帝国と核兵器
定価3,190円
(本体2,900円)
2007年7月
原水爆禁止日本協議会

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