
「そろそろ沖縄に平和をください」
墜 沖縄・大学占領の一週間
白川タクト=著
定価1,540円(本体1,400円)
- 出版年月
- 2007年12月
- ISBNコード
- 978-4-406-05083-8
- 仕様
- 0095/ 小B6判上製/ 171P
- タグ
- 芸術・生活 記録・回想・エッセイ
2004年8月13日。沖縄の私立大学に在沖縄米軍の大型ヘリが墜落・炎上。米軍による大学の封鎖・占領が始まる――。力の論理が支配する無法地帯の出現。日米安保・地位協定の名の下、「大学の自治」が蹂躙された一週間。その時、住民は、学生は、警察は、メディアは――。「基地の島・沖縄」に生きる人々の思いに迫るドキュメント。
目次や構成
〔目次〕
- まえがき
- 第1章 八月十三日という日
- ヘリが……落ちる!
- ヘルプ・ミー!
- マリンズ・ランニング
- 占領のはじまり
- 超キモイ!
- 第2章 占領の一週間
- おかしいのはおまえたちだ! 八月十四日(二日目)
- タッチ・アンド・ゴー 八月十五日(三日目)
- 機体持ち出し 八月十六日(四日目)
- 朝一番 八月十七日(五日目)
- 燃えかすや灰まで回収 八月十八日(六日目)
- 首相は夏休み中 八月十九日(七日目)
コラム…墜落事件とアーティスト 1『民のドミノ』
- 第3章 恐怖の本質
- 金属棒が落ちてきた ――建物などへの被害
- 噂 ――負傷者
- 恐怖・後悔・無力感…… ―心理的被害
- 放射能疑惑
コラム…墜落事件とアーティスト 2お笑い米軍基地
- 第4章 CH-53Dはなぜ沖国大に落ちたのか
- CH-53Dはなぜ落ちたのか
「修正されたクリック・リグ」の存在/CH-53D型/ドーナッツの街宜野湾/イラクへ - 米軍はなぜ占領できたか?
恐ろしい「合意」/無法地帯
- CH-53Dはなぜ落ちたのか
- 第5章 リアクション
- 小泉首相
- 米兵たち
- 本土マスコミ
- 若い世代の変化
- 宜野湾市民大会
- 辺野古
- 出典一覧
- あとがき
著者情報
白川タクト
1980年生まれ。作品に「死んでもいわない」他。沖縄県読谷村在住。

墜 沖縄・大学占領の一週間
定価1,540円
(本体1,400円)
2007年12月