
みずから語る漫画と人生
手塚治虫 ぼくのマンガ道
手塚治虫=著
漫画のおかげで結婚できた? 新婚旅行でクモに悲鳴をあげて花嫁を置いて逃げちゃった!? などの漫画の巨人のプライベートエピソードにおもわずにやり。色のぬり忘れで白くなったジャングル大帝のレオなど、はじめて語った主人公たちの秘密。素顔の手塚治虫に会える本です。
目次や構成
〔目次〕
- 手塚マンガの主人公たち
- マアチャンの日記帳
- 新宝島
- 来るべき世界
- ジャングル大帝
- リボンの騎士
- 鉄腕アトム
- きりひと賛歌
- アリと巨人
- 世界を滅ぼす男
- ハトよ天まで
- 火の鳥
- ヒゲオヤジ
- マンガの現在と未来
- とっておき十話
- 1 あゝ結婚
- 2 あゝハネムーン
- 3 孤独な生活
- 4 マッチャマチのマンガ家たち
- 5 虫プロのてんまつ
- 6 アメリカ人がみた日本のマンガ
- 7 わが"女房"教育
- 8 「火の鳥」異聞
- 9 小さな個性派たち
- 10 わが「三つ子の魂」
- 読み語り劇場
- おやじの本棚/三十回以上読み返した「罪と罰」
- 私の人生を一語で決めた母
- 宝塚いまと昔
- "クリスマス・イブの孤独"
- SF映画と私
- わが人生・わがマンガ (1988年 梅光女子大での講演)
著者情報
手塚治虫
1928年11月3日大阪府豊中市に生まれる。本名治。大阪大学医学専門部卒。医学博士。漫画家。兵庫県宝塚市で少年時代を過ごし、昆虫採集に夢中になってオサムシという虫を知り、小学校3年生の時に"治虫?とペンネームをつける。1946年「マアちゃんの日記帳」で漫画家としてデビュー。翌年刊行した『新宝島』などのストーリー漫画により、多くの漫画家に影響を与える。1962年「ある街角の物語」でアニメーション作家としてデビュー。翌年放映開始した国産テレビアニメ「鉄腕アトム」によりテレビアニメブームの草分けとなる。1989年胃ガンのため没。著書に「手塚治虫漫画全集」全四百巻(講談社)などの漫画、『ぼくのマンガ人生』(岩波新書)などのエッセイ他多数。

手塚治虫 ぼくのマンガ道
定価1,540円
(本体1,400円)
2008年2月