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競争原理と自己責任論に抗し、人間形成と教育の根本課題を考える!

子どもたちの声と教育改革

田中孝彦=著

定価2,090円(本体1,900円)

出版年月
2008年10月
ISBNコード
978-4-406-05173-6
仕様
0037/ 四六判上製/ 190P
タグ
芸術・生活    教育   
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競争原理と自己責任論を乗りこえ、子ども・青年たちに人間的な結合への欲求、生き方への問い、自尊の感情が芽生え始めている。本書は、政府・与党の「教育改革」に欠落しているものを見すえ、「改正」教育基本法が投げ捨ててしまった教育の根本理念を検証し、豊かな子ども観・教育観と新しい教育運動を提唱する。

目次や構成

〔目次〕

  • はしがき
  • I  浮かびあがる子ども理解と教育改革の課題
    1. 日本の子ども・青年の生活感情の特徴
    2. 人間形成の根本に立ち戻って
    3. 子育て・教育のための新たな共同へ
    4. 「発達援助専門職」の仕事とその意味
    5. 教師たちの教育実践と学校改革の模索
  • II  教育基本法「改正」と子ども観・教育観の問題
    1. 改めて、教育基本法を読む――その性格と理念
    2. 少年期の自尊の感情と教育基本法――「戦後改革期」の教育を受けた当事者として――
    3. 教育基本法「改正」法案の子ども観・教育観の問題――教育基本法第二条の意味を中心に――
  • III  「教育改革」の展開と子どもたちの声
    1. 子どもにとっての「原風景」と学校統廃合の問題
    2. 「全国いっせい学力テスト」と子どもたちの意見
    3. 衆議院「教育再生に関する特別委員会」公聴会での教育三法案への意見表明
    4. 学習指導要領改訂の問題と子どもたちの学習要求―中央教育審議会答申を読む――
  • IV  子どもたちの声と新しい教育運動――私の教育運動論ノート――
    1. 「教育改革」と子どもたちの異議申し立て
    2. 援助的・教育的実践の展開と子ども理解の深まり
    3. 子ども観・教育観の深まりと新しい教育運動の構想
    4. 教師たちの模索と新しい教師像の芽生え
    5. 子どもの権利と教育の自由・共同の論理の再構築へ
  • あとがき

著者情報

田中孝彦

子どもたちの声と教育改革

子どもたちの声と教育改革

定価2,090円
(本体1,900円)

2008年10月