
足長おじさんほど有名ではないけれど、人の心の叫びを聞きつけて助けに現れる足みじかおじさんとは? アンパンマンで知られるやなせたかしさんが書いた、おとなのためのメルヘン劇場です。ちょっと辛口だけど、忙しい日常のなかでホッとするひとときをもてるショートショート集をどうぞお楽しみください。
目次や構成
- 足みじかおじさんは
- 無名である
- カッコよくない
- でもぼくらが悩む時
- ひそやかに
- 悩みを解決してくれるひとが
- そんなひとがいれば助かる
- ここに集めた
- 足みじかおじさんの
- みじかいお話が
- いくらかあなたの心を
- なぐさめることができたなら
- それが作者のよろこびです
- (「まえがき」より)
著者情報
やなせたかし
1919年、高知県生まれ。東京高等工芸学校図案科(現千葉大学工学部)卒業。記者、三越宣伝部などを経て、漫画家に。テレビ出演や舞台の構成・演出、作詞家などでも活躍。作詞した「手のひらを太陽に」などで2000年に日本童謡協会功労賞受賞。漫画家として代表作「アンパンマン」は、日本漫画家協会大賞、同・文部大臣賞を受賞し、総計2000万部をこえるロングせラーシリーズ。1988年からテレビアニメ化、劇場映画も制作され、現在に至っている。また、人権や住んでいる新宿、故郷の高知などのシンボルキャラクターを次々生み出すなど、旺盛な創作活動を今も続けている。講演、コンサートも多数。現在日本漫画家協会理事長、有限会社やなせスタジオ取締役社長、アンパンマンミュージアム名誉館長等。

足みじかおじさんの旅 やなせたかしのおとなのメルヘン
定価1,650円
(本体1,500円)
2009年4月