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誰もが人生を希望をもって生きるために

大丈夫、人生はやり直せる サラ金・ヤミ金・貧困との闘い

宇都宮健児=著

定価1,650円(本体1,500円)

出版年月
2009年8月
ISBNコード
978-4-406-05246-7
仕様
0036/ 四六判並製/ 222P
タグ
芸術・生活    生活・健康・女性・青年   
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多重債務解決のエキスパートが、高金利引き下げの闘いや画期となった商工ローン事件等を振り返りつつ、根底に見えてきた現代の貧困について語る本。経済苦のために命さえ奪われそうな人々の姿に、自身の生い立ちや「イソウロウ弁護士」時代の経験を重ね、「必ず解決の道はある、“連帯”の力で日本から貧困をなくそう」とよびかける。

目次や構成

〔目次〕

  • はじめに
  • 第1章  高金利引き下げの大きな一歩
    • 大量消費時代の高利金融
    • サラ金被害・多重債務は自己責任か?!
    • 貸金業界とアメリカ政府による巻き返し
    • 立ち上がった被害者たち
    • 画期的なグレーゾーン金利撤廃
    • 平成「草の乱」
    • あとに残った「貧困問題」
  • 第2章  生い立ち・サラ金事件との出会い
    • 父の後ろ姿を見て育つ
    • 大学でむかえた転機
    • 弁護士への道――エリートから落ちこぼれへ
    • サラ金事件――はじめての充実感
    • 目からウロコの分割払い
    • ついに独立、なぜか銀座で
  • 第3章  心に残る三つの事件
    • 日栄の脅迫的取立て事件―― 一本のテープが世論と国を動かし日栄を追いつめた
    • 武富士による卑劣な盗聴事件
    • 山口組五菱会系ヤミ金融事件
  • 第4章  日本中に貧困が広がっている
    • 貧困の形態としての多重債務問題
    • 深刻化し広がる貧困
    • ワーキングプア対策の強化
    • セーフティネットの強化
  • 第5章  反貧困ネットワークを広げよう
    • 反貧困ネットワークの結成
    • さまざまな市民運動の広がり
    • 年越し電話相談会―― 一六団体が協力
    • 年越し派遣村――労働運動と反貧困運動が結合
    • 反貧困運動と平和
    • 消費者運動、労働運動、社会保障運動の協力・協働を
  • あとがき

本文より

  • 貧困が広がる社会を変えるため、今こそ一人ひとりが声を上げ、立ち上がらねばなりません。そして、今こそ一人ひとりが垣根を越えて、つながらねばなりません。そうすれば、必ず国や社会を突き動かし、「貧困」という大きな山を動かすことができるものと、私は確信しています。

著者情報

宇都宮健児

弁護士。1946年愛媛県生まれ。東京大学法学部中退(在学中に司法試験に合格)。日弁連多重債務対策本部長代行、反貧困ネットワーク代表、?年越し派遣村?名誉村長。

大丈夫、人生はやり直せる

大丈夫、人生はやり直せる サラ金・ヤミ金・貧困との闘い

定価1,650円
(本体1,500円)

2009年8月